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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 3期ぶりマイナス成長がアク抜け材料に


 日経225先物は11時30分時点、前日640円高の2万8410円(+2.30%)前後で推移。寄り付きは2万7900円と、シカゴ先物清算値(2万7785円)を上回るギャップスタートとなった。直後につけた2万7890円を安値に強い基調を見せており、これといった調整もなく前引けにかけて一時2万8490円まで上げ幅を拡大。節目の2万8500円接近で買い一巡感もあり、ランチタイムでは2万8400円前半で推移している。

 2021年1-3月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率で5.1%減と、3四半期ぶりのマイナス成長、設備投資は2四半期ぶりのマイナスとなった。朝方はこれを嫌気した動きも警戒されていたが、先行きは持ち直すとの期待により、バリュエーション面から割安感のある日本株への見直しに向かったようである。先物主導の上昇によって、指数インパクトの大きいファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンクグループ <9984> などが指数をけん引。これにより、NT倍率は先物中心限月で14.91倍まで上昇している。

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