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【市況】東京株式(大引け)=241円安と反落、5連休控え手仕舞い売り優勢

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 30日の東京株式市場で日経平均株価は反落。ゴールデンウイーク(GW)に入り、この日は連休の谷間であることに加え、明日からは5連休となることから手仕舞い売りを出す動きが優勢となった。

 大引けの日経平均株価は前日比241円34銭安の2万8812円63銭。東証1部の売買高概算は13億5010万株。売買代金概算は3兆1104億7000万円となった。値上がり銘柄数は928と全体の約42%、値下がり銘柄数は1146、変わらずは117銘柄だった。

 前日の米株式市場は、NYダウは239ドル高と反発。好調な経済指標に加え、バイデン米大統領の施政方針演説などが好感された。ただ、東京市場は軟調にスタート。GWの連休中で買いは限定的で、利益確定売りでいったんポジションを閉じる動きが強まった。後場に入ってからは下げ幅が拡大した。主力ハイテク株などに値を下げる動きが目立った。

 個別銘柄では、28日に決算を発表したソニーグループ<6758>は今期業績予想が予想に達しなかったことが嫌気され大幅安となった。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>、トヨタ自動車<7203>も安い。日本電産<6594>や東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>といった主力ハイテク株も値を下げた。エムスリー<2413>やダイキン工業<6367>も軟調だった。Zホールディングス<4689>やブイキューブ<3681>が急落した。

 半面、今期業績予想の増額修正を発表したサイバーエージェント<4751>が急伸し、キーエンス<6861>や任天堂<7974>、富士通<6702>が上昇。日立金属<5486>や日立製作所<6501>が買われた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>が高く、三井物産<8031>や三菱商事<8058>がしっかり。アンジェス<4563>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年04月30日 15時45分

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