【市況】マザーズ先物見通し：反発、クラウド関連が下支えか

本日のマザーズ先物は反発が予想される。23日の米国市場は前日に続きバイデン政権のキャピタルゲイン増税が回復を妨げるとの懸念に寄り付き後、下落。しかし、4月PMIや3月新築住宅販売件数が予想を上回ったため強い回復への期待が再燃し、上昇に転じた。潜在的な増税も、対象者数が非常に少数であることや詳細が不明で、実施もまだ先になるとの見方も支援し、引けにかけて上げ幅を拡大し、ナスダックも大幅上昇となった。本日のマザーズ先物は、米国市場やナイトセッションが上昇した流れを引き継ぎ反発でのスタートが予想される。Ｈｏｌｍｅｓがクラウド上にある契約書の内容をＡＩでチェックできる仕組みを導入したと日本経済新聞が報じている。この報道により、フリー<4478>などクラウドの活用の幅が広がるとの思惑から、関連銘柄が相場を下支えすることが期待されよう。本日の上値のメドは1240.0pt、下値のメドは1180.0ptとする。
《FA》

　提供：フィスコ