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【市況】23日の株式相場見通し=反落、米株安と緊急事態宣言で売り優勢

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京株式市場は、前日から一転して売り優勢の展開となり日経平均株価は反落となりそうだ。前日に680円弱の大幅反発をみせた日経平均だが、マーケット心理は依然として不安定で75日移動平均線を巡る攻防が意識されている。そうしたなか、前日の米国株市場ではNYダウなど主要株3指数が揃って反落したことで再びリスク回避の流れに傾きやすい。米国株市場ではバイデン米政権が富裕層を対象としたキャピタルゲイン課税を従来比2倍に引き上げる考えにあると複数のメディアが報じたことを受け、これが嫌気される形となった。日本国内では緊急事態宣言の発令が決定される見込みで、経済活動が滞ることへの警戒感も重荷となる。足もと再び円高方向に振れている外国為替市場の動きや、中国や香港などアジア株市場の動向も全体相場に影響を与えそうだ。

 22日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比321ドル41セント安の3万3815ドル90セントと反落。ナスダック総合株価指数は同131.805ポイント安の1万3818.413だった。

 日程面では、3月の消費者物価指数(CPI)、3月の百貨店売上高など。海外では4月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値、4月の英PMI速報値、3月の米新築住宅販売件数、4月の米製造業PMI速報値など。

出所:MINKABU PRESS

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