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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):gumi、東エレク、日電産

gumi <日足> 「株探」多機能チャートより
■gumi <3903>  1,362円  +155 円 (+12.8%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 gumi<3903>が後場急騰、17年8月以来の水準に浮上した。同社の投資先であるdouble jump.tokyo(ダブルジャンプトーキョー、東京都新宿区)がきょう昼ごろ、ブロックチェーン開発などを手掛けるカナダのDapperLabs(ダッパーラボ)とパートナーシップを締結したと発表しており、これが材料視されたようだ。ダブルジャンプは今回の提携で、ダッパーラボが開発するブロックチェーン「Flow(フロー)」を通じたNFT(非代替性トークン)やブロックチェーンゲームの海外展開を推進するほか、フローの日本進出に向けた支援などを行う。

■アルプス物流 <9055>  981円  +98 円 (+11.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 アルプス物流<9055>が3日ぶりに急反発。21日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益が49億2000万円になりそうだと発表。従来予想の37億円(前の期比4.8%減)から一転して26.6%増益見通しとなったことが好材料視された。前期業績の上方修正は昨年12月に続き、2回目となる。電子部品業界の市況回復や新規案件の受注獲得により、電子部品物流事業の貨物取扱量が増加したほか、外出自粛や在宅勤務の継続を背景に、宅配ビジネスが想定以上に好調だったことが要因。また、円安進行で為替差益が発生したことも利益を押し上げた。

■東エレデバ <2760>  4,975円  +375 円 (+8.2%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 東京エレクトロン デバイス<2760>が急反発、上場来高値を更新した。きょうは半導体関連株が総じて買い戻される流れのなかで、成長性に期待した実需買いが流入し上値指向を明示している。半導体関連の電子部品を扱う商社で東京エレクトロン<8035>が約34%の株式を保有する筆頭株主。TSMCやインテルなど海外大手メーカーの設備投資増強の動きを背景に東エレクをはじめ日本の半導体製造装置大手の活躍余地が高まっており、つれて同社も収益機会の拡大が期待されている。また、世界的な電気自動車(EV)シフトの動きで需要が見込まれるパワー半導体ではトップメーカーの独セミクロンやインフィニオンの製品を扱う。同社は設計受託も得意で需要獲得エリアが広いのも強み。

■ニューラルポケット <4056>  6,340円  +360 円 (+6.0%)  本日終値
 ニューラルポケット<4056>が後場一段高。同社はきょう、三菱地所<8802>グループの東京流通センター(TRC)が運営する施設に、人工知能(AI)駐車場・車両管制ソリューション「デジパーク」を提供したと発表。「デジパーク」は、画像解析AIを搭載したカメラで駐車場や道の混雑状況をデータ化することで、効率的な駐車場運営を支援するサービス。24時間365日継続してAIカメラが画像を解析し、データを蓄積する。また、同社は物流テック企業が集まり、課題解決に向けて協働するTRCのコワーキングショールーム「TRC LODGE」への新規参画もあわせて発表している。

■NSユナイテッド海運 <9110>  1,987円  +102 円 (+5.4%)  本日終値
 NSユナイテッド海運<9110>が急伸。同社はきょう午後2時30分頃に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益が前の期比4.8%減の67億円(従来予想は55億円)になったようだと発表した。売上高は同6.7%減の1384億円と、従来予想(1350億円)から上振れ。中国経済の復調や堅調な穀物輸送などを背景に、海上輸送需要が想定を上回る回復を見せていることが主な要因だとしている。また、期末配当を従来計画比10円増額の50円とすることもあわせて発表。これにより、中間配30円をあわせた年間配当は80円となる。

■OBC <4733>  5,840円  +280 円 (+5.0%)  本日終値
 22日に発表した「OBC、今期経常は16%増で3期ぶり最高益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ」が買い材料視された。

■エー・アンド・デイ <7745>  1,414円  +67 円 (+5.0%)  本日終値
 エー・アンド・デイ<7745>が3日ぶりに反発。同社はきょう、東南アジアでの販売とサービス事業を強化するため、タイに現地法人を設立したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。設立は、今後も更なる発展が見込まれる同市場の開拓を推進し、事業の拡大を図ることが目的。当面は計量機器(天びん・はかり)を軸に既存顧客の自動車や電気など工業分野をベースに食品・製薬市場に事業展開し、将来的には食品・工業分野に向けて検査機器(X線検査機、金属検出機、ウェイトチェッカ)の事業展開を予定している。

■シスメックス <6869>  11,850円  +560 円 (+5.0%)  本日終値
 シスメックス<6869>が反発。同社は21日、川崎重工業<7012>及び京都大学医学部附属病院と、新型コロナウイルス対策を目的とした大規模全自動PCRロボットコンテナの社会実装に向けた共同研究を開始すると発表。この共同研究では、シスメックスと川重、メディカロイド(神戸市中央区)が開発した自動PCR検査システムの性能評価、臨床的有効性評価を行うとともに、被検者もしくは被検者の検査を管理する検査機関による検査依頼から検査結果の報告、フォローアップまでを含めた大規模PCR検査業務設計の評価を行う予定。この検証結果をもとに、新型コロナの臨床検査、クラスター発生地、感染ハイリスク者のスクリーニング、疫学調査、空港検疫や大規模イベントなどへの迅速な大量検査体制の提供が期待される。

■東京エレクトロン <8035>  49,600円  +2,170 円 (+4.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連や、SUMCO<3436>、東京応化工業<4186>など半導体素材メーカーが軒並み買われる展開。前日の米国株市場ではハイテク株が総じて買い戻される流れとなり、そのなか半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.7%を超える大幅高で4日ぶりに反発した。注目されていたオランダの半導体製造装置大手ASMLの決算が好調な内容で、半導体市場の拡大が改めて確認されたことが市場のセンチメントを強気に傾けている。東京市場でもこれを引き継ぐ形で製造装置関連を中心に半導体セクターに物色人気が再燃している。

■日本電産 <6594>  13,970円  +600 円 (+4.5%)  本日終値
 日本電産<6594>が3日ぶり反発。前日にもみ合いを下放れかけたが踏みとどまり、きょうは1万3000円台後半で収れんする5日・25日・75日移動平均線に絡む水準まで切り返す動き。きょうから23日までの日程でバイデン米政権が旗振りを務める気候変動サミットが行われる。世界が脱炭素に向けた動きを一段と強めるなか、電気自動車(EV)シフトの流れも加速することになる。そのなか、EV向け駆動モーターを戦略商品として手掛ける同社の存在が改めて注目されそうだ。なお、同社はきょう決算発表を控えており、マーケットの注目度も高く思惑が錯綜している。

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