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【市況】<マ-ケット日報> 2021年4月9日

 9日の市場は日経平均が反発。終値は前日比59円高の2万9768円だった。前日の米株高を受けて序盤は大きく買いが先行。一時は350円を超える上げ幅で3万円の大台を回復した。一方、3万円を超えてくるといつものパターンで戻り売りが上値を抑える展開に。国内では新型コロナの感染拡大に歯止めがかからず、来週から東京などに「まん防」が適用される状況。景気への懸念が残り上値をより買いにくくさせている。

 昨日の米国市場は長期金利の低下を受けてダウ平均は続伸した。FRB議長の「金融緩和の縮小にはさらなる経済の改善が必要」との発言が金融緩和長期化を連想させ金利低下と株高が進行。特に高金利に弱いグロース(ハイテク)株に買いが広がった。足元では新型コロナの新規感染者数が低下傾向を維持しており、今後の経済活動の広がりに期待する買いも入っている。これらを受けてS&P500種指数は過去最高値を2日連続で更新した。

 さて、東京市場は底堅いが上値も重い窮屈な展開が続き、この日も日経平均の上値3万円台の重さを確認する1日となった。米中の景気回復が鮮明でファンダメンタルズ的には売る余地が少ないものの、国内的には新規の買い材料も乏しい状況で手詰まり感があることも否定できない。本日は週末ということもあって大引けが安値となってしまった。(ストック・データバンク 編集部)

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