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【市況】9日の株式相場見通し=買い優勢、米株高追い風も円高は警戒材料

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場は、買い先行の展開となり日経平均株価は反発に転じそうだ。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って上昇、米10年債利回りが1.6%台前半まで水準を切り下げたことなどを好感し、ハイテク株を中心に幅広く買われた。この流れを引き継ぎ東京市場でもリスクを取る動きが優勢となる可能性が高い。ただ、外国為替市場では日米金利差縮小を背景にドルが売られており、1ドル=109円台前半に円高方向に振れている。これは輸出セクターにはマイナス材料となり、上値を押さえる要因となりそうだ。きょうは週末ということに加え、企業の決算発表本格化を前にして積極的に買いポジションを高める動きは期待しにくい。個別には安川電機<6506>の決算発表が注目されている。なお、きょうはオプションSQ算出日に伴い全体売買代金は膨らむ見通し。

 8日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比57ドル31セント高の3万3503ドル57セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同140.468ポイント高の1万3829.310だった。

 日程面では、きょうは株価指数オプション4月物のSQ算出。海外では3月の中国消費者物価指数、3月の中国生産者物価指数、3月の米生産者物価指数など。

出所:MINKABU PRESS

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