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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 USENHD、ドーン、SHIFT (8日大引け後 発表分)

USENHD <日足> 「株探」多機能チャートより

 8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 USENHD <9418>   ★今期経常を42%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の102億円→145億円に42.2%上方修正。増益率が1.1%増→43.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。店舗サービス事業が休業休店による一定の影響を受けるものの底堅く推移していることに加え、ユーザー拡大を背景にコンテンツ配信事業の収益が拡大することが寄与する。販管費圧縮や生産性向上の進展も上振れに貢献する。

 ドーン <2303> [JQ]  ★6-2月期(3Q累計)経常は35%増益、配当1円増額修正
 ◆21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比34.8%増の2億0900万円に拡大して着地。「NET119緊急通報システム」などクラウドサービスの新規契約が順調に積み上がり、利用料収入が増加したことが寄与。外注費と仕入れコストが減少したことも大幅増益につながった。
  併せて、創立30周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の11円→12円(前期は10円)に増額修正した。

 SHIFT <3697>   ★上期経常は一転51%増益で上振れ着地
 ◆21年8月期上期(20年9月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比51.2%増の19.2億円に拡大し、従来の5.7%減益予想から一転して増益で着地。営業強化による新規顧客の獲得増加や案件規模の拡大を背景に、売上高が高水準で推移するなか、稼働率の改善に加え、雇用調整助成金の特例措置による助成金を受領したことが利益を押し上げた。

 DNC <4246>   ★前期経常を42%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の36億円→51億円に41.7%上方修正。減益率が62.1%減→46.3%減に縮小する見通しとなった。子会社における火災の影響があったものの、売上構成の良化、原価低減や固定費低減、品質向上による市場品質対応費用の圧縮、米国会計基準に準拠した会計処理への対応などが寄与し、利益が大きく改善した。

 小津産業 <7487>   ★今期経常を16%上方修正
 ◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の7.7億円→8.9億円に15.6%上方修正。増益率が34.9%増→55.9%増に拡大する見通しとなった。エレクトロニクス分野で情報通信関連や製薬、車載用電子部品向けの販売が堅調に推移していることが寄与。販管費が想定より減少することも上振れの要因となる。

 インテリクス <8940>   ★非開示だった今期経常は2.4倍増益、13円増配へ
 ◆非開示だった21年5月期の連結経常利益は前期比2.4倍の18億円に拡大する見通しとなった。主力の中古マンション再生物件が根強い需要を背景に販売が堅調に推移するなか、リースバック物件を対象とした不動産信託受益権の売却、不動産小口化商品「アセットシェアリング三軒茶屋」が完売したことが寄与する。また、第4四半期に東京都港区六本木の物件などの売却益が発生することも利益を大きく押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は35円(前期は22円)実施する方針とした。

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