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【市況】1日の株式相場見通し=買い優勢、米ナスダック上昇を好感

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 名実ともに新年度入りとなる1日の東京株式市場は買い優勢の展開か。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちの展開となりNYダウは小幅続落となった一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶりに反発し200ポイント強の上昇を示した。景気敏感株とハイテクセクターに順繰りに資金が流入する循環物色の様相を示している。バイデン政権が打ち出す巨額インフラ投資に対する期待が株式市場には追い風となっているが、米長期金利上昇に対する警戒感も根強い。東京市場では、ナスダック指数の上昇を好感しリバウンドが見込まれるが、取引時間中は米株価指数先物を横にらみに神経質な動きとなることも予想される。外国為替市場での円安は自動車株やハイテク株にポジティブに作用しそうだが、米投資会社アルケゴス・キャピタルに絡む損失を警戒して大手銀行などの金融株は上値の重い展開となることが予想される。寄り付き前に発表される3月の日銀短観の結果にも左右されそうだ。

 31日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比85ドル41セント安の3万2981ドル55セントと続落。ナスダック総合株価指数は同201.477ポイント高の1万3246.871だった。

 日程面では、3月の日銀短観、3月の新車販売台数など。海外では2月の豪貿易収支・小売売上高、3月の中国製造業PMI(財新)、3月の米ISM製造業景況感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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