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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 独ロックダウン延長を受け売り優勢の展開に


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 28630 -180 (-0.62%)
TOPIX先物 1946.0 -12.5 (-0.63%)
シカゴ先物 28680 -130
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 23日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を4月18日まで延長すると表明したことが伝わり、世界経済の回復が遅れるとの見方が広がった。これにより経済活動再開で恩恵を受けるとみられていた企業が売られた。また、原油先物相場の下落や北朝鮮が先週末に短距離ミサイルを発射していたとの報道も嫌気された。

 シカゴ先物清算値は大阪比130円安の2万8680円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比20円高の2万8830円で始まり、その後はじりじりと上昇幅を広げており、米国市場の取引開始後には2万8930円まで上昇。しかし、米国市場が引けにかけて下落した影響から軟化し、引け間際には2万8620円をつけ、結局は2万8630円とナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り優勢のスタートとなろう。SOX指数は構成銘柄の全てが下落しており、東京市場でもハイテク株への売り圧力が警戒されやすく、引き続きNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の動きが警戒される。ただし、ドイツのロックダウン延長により、景気敏感株の物色も手控えられやすく、NT倍率はほぼ横ばい推移といったところか。一方で、前引けのTOPIXの下落率が1.0%を超えてくるようであれば、NTショートが意識される可能性はありそうだ。

 なお、VIX指数は7.5%超の上昇となったものの、20.30といまだボトム圏での推移であり、23前後に位置している25日、75日移動平均線に上値を抑えられている。この水準を上放れてくるまでは売り方にとっても仕掛けづらいところであろう。


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