【特集】10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR 17社【東証1部】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証1部上場企業では604社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比50％以上増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に注目してみた。

　下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が前期比50％以上増益、(3)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる17社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは19日現在)

　なお、3月21日(日)16時00分に「10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　実績　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　増益率　　今期　　 PBR　決算期
<3315> 日本コークス　　11600　　 416　　5100　　0.69　 21/03
<4319> ＴＡＣ　　　　　26500　　 163　　 684　　0.84　 21/03
<6927> ヘリオスＴＨ　　37700　　57.2　　 580　　0.53　 21/03
<5269> 日コン　　　　　43800　　 869　　2850　　0.66　 21/03
<7888> 三光合成　　　　46700　　 654　　1500　　0.75　 21/05

<7442> 中山福　　　　　53100　　73.7　　 820　　0.49　 21/03
<9119> 飯野海　　　　　60100　　85.2　　6400　　0.83　 21/03
<5957> 日東精　　　　　60300　　83.4　　2600　　0.83　 21/12
<8018> 三共興　　　　　61900　　 242　　1900　　0.76　 21/03
<8869> 明和地所　　　　75000　　 146　　2600　　0.73　 21/03

<9966> 藤久　　　　　　77000　　53.5　　1150　　0.99　 21/06
<1420> サンヨーＨ　　　84400　　80.7　　 750　　0.61　 21/03
<3105> 日清紡ＨＤ　　　85500　　 189　 10000　　0.62　 21/12
<6445> 蛇の目　　　　　87000　　 348　　4700　　0.61　 21/03
<6363> 酉島　　　　　　88400　　 104　　2700　　0.70　 21/03

<5951> ダイニチ工業　　88800　　 445　　1210　　0.59　 21/03
<9622> スペース　　　　98100　　58.8　　2200　　0.85　 21/12

※単位は最低投資金額が円、増益率が％、経常利益が百万円、実績PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

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