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【材料】萩原工業---1Q減収なるも、機械製品事業の営業利益は増加


萩原工業<7856>は8日、2021年10月期第1四半期(20年11月-21年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.6%減の63.17億円、営業利益が同10.5%減の6.49億円、経常利益が同26.9%減の6.80億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.7%減の4.70億円となった。

合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比10.9%減の51.15億円、営業利益は同16.4%減の4.51億円となった。海外向け包装資材「メルタッククロス」は受注が回復し、粘着テープ原反及び人工芝原糸は堅調に推移した。一方、シート関連及びコンクリート補強繊維「バルチップ」は建設関連の需要縮小や工事遅れの影響により低調となった。また、フレキシブルコンテナバッグは物流需要の回復がみられず、総じて減収となった。

機械製品事業の売上高は前年同期比19.0%減の12.02億円、営業利益は同6.8%増の1.98億円となった。主力製品であるスリッター関連で、国内の特殊紙用大型スリッター分野が順調に推移した。押出関連機器は、国内樹脂メーカーによる増産投資向け及び食品容器用途が好調となった。一方、フィルムスリッター分野は低調で、全体では減収となったが、付加価値の高いスリッターの売上があり収益を確保した。

2021年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.8%増の280.00億円、営業利益が同4.9%増の26.40億円、経常利益が同3.5%減の27.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.2%減の18.50億円とする期初計画を据え置いている。

《NB》

 提供:フィスコ

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