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【市況】東京株式(前引け)=反発、景気敏感セクター中心に買われる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比57円56銭高の2万8800円81銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は8億2019万株、売買代金概算は1兆5803億2000万円。値上がり銘柄数は1564、対して値下がり銘柄数は538、変わらずは92銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は方向感の定まらない展開で、日経平均は朝高後にマイナス圏に沈んだ後、再び買い戻されるなど上下に不安定な動きとなった。前日の米国株市場ではNYダウが続伸したものの、ナスダック総合指数は大幅反落となるなど、米長期金利上昇への警戒感がハイテク株への売り圧力に反映されている。一方、景気敏感セクターには買いが先行しており、東京市場でもその流れを引き継ぐ格好となっている。前引け時点で値上がり銘柄数は全体の7割強を占めた。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金断トツで高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢。トヨタ自動車<7203>も上昇した。日本製鉄<5401>が買われ、三菱商事<8058>も堅調。安永<7271>、大紀アルミニウム工業所<5702>、ラウンドワン<4680>などが値を飛ばした。半面、任天堂<7974>が売られ、日本電産<6594>も下落した。ファーストリテイリング<9983>が軟調、東京エレクトロン<8035>も安い。パナソニック<6752>が急落、日立造船<7004>も大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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