【市況】２６日の米株式市場の概況、リスク回避やポジション調整でダウ平均株価は続落

　２月２６日の米株式市場で、ＮＹダウは前日比４６９．６４ポイント安の３万９３２．３７と続落して取引を終えた。注目されていた長期金利は１０年物国債利回りが１．４０％前半に低下し、上昇一服感が強まったものの、２６日にアジアや欧州市場が軒並み下落したことを受けて、投資家のリスク回避やポジション調整の売りが出て全体を押し下げた。景気敏感株をはじめ、ディフェンシブ株や石油関連株が売られ、２２年１月期の業績見通しが市場予想を下回ったセールスフォース・ドットコムが大幅安となった。なお、ニューヨーク市場の出来高概算は１６億６２４４万株だった。

　一方、ナスダック総合指数は、長期金利の上昇一服で主力ハイテク株が買い直され、前日比７２．９１４ポイント高の１３１９２．３４５と反発した。アマゾン・ドット・コムやインテルなどが上昇した。

出所：MINKABU PRESS