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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ファーストリテイリングの寄与でNT倍率は高値更新


 日経225先物は11時30分時点、前日比70円安の3万330円(-0.23%)前後で推移している。寄り付きは3万360円とシカゴ先物清算値(3万345円)にサヤ寄せして始まり、指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> が買われるなか、現物の寄り付き直後には一気に3万560円まで上昇。しかし、連日値動きの荒い状況が続いており、本日も前場半ばには3万230円まで売られる場面があった。前引けにかけてやや下げ渋る展開をみせるも、3万300円辺りでのこう着感が強い。
 
 寄り付き後30分程度で短期筋の売買は一巡したとみられる。前引けのTOPIXは0.54%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れが期待され、需給面での下支えとして意識されよう。ただし、ランチタイムの段階で思惑買いが先行するようだと、反対に戻りの鈍さが嫌気される場面においては一段とショートが入りやすくなるとみられるため、注視しておきたい。NT倍率は先物中心限月で一時15.56倍まで上昇しており、最高値を更新している。ファーストリテイリングが1社で日経平均株価を約155円ほど押し上げているため、値がさ株下落の影響を余裕で吸収している。

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