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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 短期的には売り方が仕掛けやすくなる


 日経225先物は11時30分時点、前日比400円安の3万200円(-1.30%)前後で推移している。寄り付きは3万380円とシカゴ先物清算値(3万415円)を下回って始まり、開始直後につけた3万390円を高値に利食い優勢の展開となった。現物の寄り付き後に一気に3万160円まで売り込まれた後、3万370円まで急速に戻す場面も見られたが、寄り付き水準は超えられず、再び戻り待ちの売りに押されるといった荒い値動きとなった。
 
 前日の引け前30分程度の時間帯で見られた荒い値動きによって、売り方が短期的に仕掛けやすくなった面があることは想定の範囲内だろう。ただし、VIX指数はボトム圏での推移ながら若干上昇しているほか、グローベックスの米株先物で小幅ながら主要指数が下落していることも手掛けづらくさせる要因になっている。オプション権利行使価格の3万125円や3万円辺りまで下げてくるようだと、押し目狙いの買いも入りそうだが、本日のところは上値追いがしづらい印象だ。

 なお、前場のTOPIXは0.41%の下落であり、後場の日銀のETF買い入れは期待できない。ただし、急ピッチの上昇に対する反動安は想定線であり、短期的なショート狙いはあってもあくまでヘッジ対応であり、ポジションをショートに傾けるのは避けたいところであろう。

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