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【市況】概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に値下がり、大型連休を前に買いが手控えられる流れ

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 120240.26 +0.82%
5日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比979.44ポイント高(+0.82%)の120240.26で取引を終了した。119260.6から121116.6まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。ほかに、米大型景気対策への期待が高まっていることが、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念を後退させた。

【ロシア】MICEX指数 3392.73 +0.61%
5日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比20.73ポイント高(+0.61%)の3392.73で取引を終了した。3368.58から3406.22まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。ブレント原油価格は1バレル当たり59米ドル台に乗せ、年初来の高値を更新している。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。

【インド】SENSEX指数 50731.63 +0.23%
5日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比117.34ポイント高(+0.23%)の50731.63、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.60ポイント高(+0.19%)の14924.25で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。海外市場の上昇などを受け、インド市場にも買いが先行。また、政府が中小企業の資金調達規則の緩和を検討しているとの報道も好感された。このほか、外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはきのう4日までに4日連続の買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3496.33 -0.16%
5日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.53ポイント安(-0.16%)の3496.33ポイントと3日続落した。

大型連休を前に買いが手控えられる流れ。中国では来週、春節(旧正月)による連休(11-14日)が始まる。短期金利の低下などを手がかりに指数は小高く推移していたが、引けにかけてマイナスに転じた。午前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、前日の2.075%から1.909%に下げている。先月29日には、3.282%に急上昇していた。

《CS》

 提供:フィスコ

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