市場ニュース

戻る
 

【材料】ヤマシン―Fが急落、マスク量産体制の構築遅れ響き21年3月期業績予想を下方修正

ヤマシン―F <日足> 「株探」多機能チャートより
 ヤマシンフィルタ<6240>が急落している。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を160億円から145億5000万円(前期比14.8%増)へ、営業利益を13億円から4000万円(同94.9%減)へ、純利益を13億5000万円から5億円(同17.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。

 ヘルスケア事業で、マスク製造工程の確立に時間を要し、ドラッグストア市場などへの供給が大幅に遅延したことに加えて、量産体制構築の過程で製造原価の低減が十分に図れなかったことなどが要因。また、建機用フィルタ事業で輸送コストが高騰したことや、オフィスビルの稼働率及び鉄道運航本数の減少などの影響でフィルタ交換需要が減少していることも響くとしている。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高103億9400万円(前年同期比13.2%増)、営業損益1億4600万円の赤字(前年同期6億円の黒字)、最終利益3億8400万円(同11.3%増)だった。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均