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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

マクアケ <日足> 「株探」多機能チャートより

■マクアケ <4479>  8,900円 (-1,440円、-13.9%)

 マクアケ <4479> [東証M]が続急落。26日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10-12月)単独決算が、売上高9億9200万円(前年同期比91.1%増)、営業利益1億5200万円(同47.7%増)、純利益1億500万円(同46.7%増)と大幅な営業増益となったものの、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。新商品や新サービスのデビューの場が展示会、見本市、オフライン店舗などからオンラインにシフトする動きが続いているほか、消費者が自分の趣味嗜好に合った新商品をオンラインで楽しむ・見つける応援購入という新たな消費スタイルへの需要が拡大していることが増収増益の要因としている。第1四半期は前期における事業の急成長に合わせて、先行販売に対する品質保証体制の強化を図りプロモーションを縮小したが、応援購入総額が前年同期比2.1倍の45億1219万円に伸長したことも寄与した。なお、21年9月期通期業績予想は、売上高51億7200万円(前期比60.4%増)、営業利益6億2000万円(同21.5%増)、純利益4億5000万円(同21.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■FDK <6955>  1,580円 (-185円、-10.5%)

 FDK <6955> [東証2]が3日続急落。同社は26日取引終了後に、21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結経常利益が前年同期比30.9%増の8億9500万円になったと発表。ただ、10-12月期に限れば前年同期比74.2%減の1億8600万円となっており、これがネガティブ視されたようだ。昨今の為替相場の変動により、為替差損4億8500万円を営業外費用に計上したことなどが重荷となった。なお、第3四半期累計の連結売上高は同4.7%減の453億5400万円で着地。主力の電池事業では工業用途向けニッケル水素電池の売り上げが減少したほか、電子事業では産業機器・地上デジタル放送装置用途向けが苦戦した。通期の業績予想は売上高590億円(前期比5.0%減)、経常利益9億円(同59.3%増)とする従来見通しを据え置いている。

■ディスコ <6146>  36,100円 (-1,550円、-4.1%)

 ディスコ <6146> が4日ぶりに大幅反落。26日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表し、売上高1713億円(前期比21.4%増)、営業利益474億円(同30.0%増)、純利益336億円(同21.5%増)の大幅増益を見込むとしたが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。5G関連市場の拡大に伴い、アジア地域において半導体量産用を中心に、精密加工装置であるダイシングソー、グラインダともに高水準の出荷が続いていることに加えて、消耗品の精密加工ツールも顧客の設備稼働率上昇などに伴い出荷が堅調に推移しているという。なお、未定としていた期末配当予想は前年同期比89円増の436円とし、年間配当は前期比114円増の552円とする予定だ。同時に第3四半期累計(20年4-12月)決算を発表しており、売上高1276億900万円(前年同期比24.7%増)、営業利益366億7300万円(同42.9%増)、純利益256億2700万円(同32.2%増)だった。

■ハローズ <2742>  3,300円 (-130円、-3.8%)

 ハローズ <2742> が4日ぶりに大幅反落。株価は一時、26日に比べ6%超安に売られた。同社は26日取引終了後、公募増資と株式売り出しを実施することを発表しており1株当たり利益の希薄化や需給悪化が警戒された。131万5400株の公募と31万600株の売り出し、それに上限24万3900株のオーバーアロットメントによる売り出し・第三者割当増資を行う。調達資金は約49億3000万円で、店舗新設のための設備投資資金に充てる。発行済み株式数は最大で約8%増える見込み。発行・売出価格は2月3日から8日までのいずれかの日に決定する。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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