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【経済】4-6月期以降におけるユーロ圏の景気回復期待


 欧州中央銀行(ECB)は21日開催の理事会で、主要政策金利の据え置きを決定する見込み。前回12月開催の理事会後の記者会見でラガルドECB総裁は「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は有効で、再検討の必要はない」、「経済動向に関して現時点で良い状態にあると感じた」、「コロナ感染の再拡大と封じ込め措置が域内経済活動を大きく制限しており、2020年第4・四半期の経済は縮小すると予想される」などの見解を伝えている。市場関係者の間からは「現在のユーロ圏の経済情勢はECBの想定内であり、新たな措置をただちに導入する必要はない」との声が聞かれている。2021年のユーロ圏経済の見通しは良好ではないものの、4-6月期以降の景気回復への期待は残されており、ユーロの先安観が強まる可能性は低いとみられる。
《MK》

 提供:フィスコ

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