【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):YEデジタル、稀元素、ネクストーン
YEデジタル <日足> 「株探」多機能チャートより
YE DIGITAL<2354>は急伸。24日の取引終了後に発表した21年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結業績は、売上高100億8400万円(前年同期比2.1%増)、経常利益4億9400万円(同50.6%増)に伸びて着地したことが好材料視された。IoTソリューション事業が収益を牽引した。AI・IoT関連がスマートロジスティクスを中心に前年同期を上回ったほか、政府主導による教育現場へのICT機器の導入促進を背景に、インターネット・セキュリティ関連製品の販売が大きく伸びた。また、コロナ禍に対応した生産性向上策を進めたことも大幅増益に貢献した。上期時点では減収減益だったことから、収益ともにプラスに転じたことが好感されたようだ。
■第一稀元素化学工業 <4082> 864円 +48 円 (+5.9%) 本日終値
第一稀元素化学工業<4082>が3日続伸。岩井コスモ証券は24日、投資判断の「A」と目標株価950円を継続した。第2四半期(4~9月)は、自動車関連素材を中心に販売数量が落ち込んだ影響などもあり連結営業利益は前年同期比96.8%減の5800万円と大幅減益になった。ただ、21年3月通期では二次電池材料や燃料電池材料の堅調が見込め、同利益は前期比77.5%減の7億円で据え置いた。同証券では二次電池材料や燃料電池材料が中期的な成長を牽引するとみており、投資判断を「A」としている。
■NexTone <7094> 6,730円 +350 円 (+5.5%) 本日終値
NexTone<7094>が急伸。25日の取引終了後、21年1月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家層の拡大と市場流動性の向上を図ることが目的という。なお、効力発生日は2月1日。
■大塚家具 <8186> 191円 +6 円 (+3.2%) 本日終値
大塚家具<8186>が続伸。24日の取引終了後、第50期記念株主優待を実施すると発表している。20年10月末時点で6カ月以上保有する株主に限り、通常の株主優待に加え、保有株数と保有期間に応じて家具・家電の買い物割引券(最大20%割引)を2枚追加で贈呈するという。基準日は過ぎているものの還元姿勢が好感されたようだ。
■リビン・テクノロジーズ <4445> 2,365円 +67 円 (+2.9%) 本日終値
リビン・テクノロジーズ<4445>は後場に入って切り返す展開。同社はきょう正午頃、ケイアイスター不動産<3465>のグループ会社であるケイアイネットクラウドと業務提携したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。ケイアイネットクラウドは、19年6月から不動産仲介のフランチャイズ事業「KEIAI FC」を展開している。今回の業務提携により、リビンTが運営する不動産サービスの比較サイト「リビンマッチ」はケイアイネットクラウドのフランチャイズ加盟店による利用促進が期待できるという。
■ロードスターキャピタル <3482> 945円 +22 円 (+2.4%) 本日終値
ロードスターキャピタル<3482>が3日続伸。24日の取引終了後、20年12月期の連結経常利益を従来予想の37億4100万円(前期比14.3%増)から41億6300万円(同27.2%増)へ上方修正すると発表。従来の8期連続での過去最高益予想を更に上乗せする形となり、これを好材料視する買いが入った。コーポレートファンディング事業の利益が想定以上に膨らんだことに加え、販管費を抑えられたことが上振れの要因となった。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の16円から24円50銭(前期は14円50銭)に大幅増額修正したことも好感されている。
■アマガサ <3070> 312円 +7 円 (+2.3%) 一時ストップ高 本日終値
アマガサ<3070>が一時急騰。婦人靴の台湾での越境EC販売でD&Iパートナーズ(東京都江東区)、アジアンブリッジ(東京都千代田区)と業務提携することを発表。アマガサのブランドは台湾の顧客層に一定の認知を得ており、今回の提携による業容拡大期待が投資資金の攻勢を誘った。
■タメニー <6181> 155円 +3 円 (+2.0%) 本日終値
タメニー<6181>が続伸。24日の取引終了後、11月にリリースした婚活パーティー「パートナーエージェント パーティー」がサービス開始から1カ月で会員数1000人を突破したと発表しており、これが好感されたようだ。「パートナーエージェント パーティー」は、業界初の試みとして独身証明書の提出を必須とし、まじめで嘘のない出会いにこだわったワンランク上の婚活パーティー。参加者の満足度は非常に高く、現時点で9割以上から高い評価を得ているとしている。
■東武住販 <3297> 971円 +5 円 (+0.5%) 本日終値
東武住販<3297>は3日続伸。24日の取引終了後、21年5月期上期(6~11月)の経常利益(非連結)を従来予想の1億8000万円から3億1400万円に大幅上方修正し、従来の11.8%減益予想から一転して53.9%増益見通しとなったことが好感された。自社不動産の販売件数が251件(期初予想は205件)となり、売上高が計画を大きく上回ったことが利益を押し上げた。中古住宅などの積極的な仕入れで品ぞろえが豊富だったことに加え、テレワークの普及で戸建住宅ニーズが高まったことが上振れの背景となった。なお、通期の経常利益は従来予想の4億2000万円(前期は4億700万円)を据え置いた。
■ドラフト <5070> 1,123円 +102 円 (+10.0%) 本日終値
24日に発表した「サティスワンを子会社化」が買い材料。
ブランドコンサルティングと広告宣伝企画を手掛けるサティスワンの全株式を取得し子会社化することで基本合意。
●ストップ高銘柄
ウィルソンW <9610> 297円 +80 円 (+36.9%) ストップ高 本日終値
WTニッケル <1694> 2,315円 +400 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
日本フォームサービス <7869> 3,020円 +500 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
三光産業 <7922> 494円 +80 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
ENECHANGE <4169> 3,185円 +503 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
WT天然ガス <1689> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース