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【材料】田岡化が大幅反発、菱ガス化とスマホレンズ材料向け原料モノマー生産の合弁会社設立

田岡化 <日足> 「株探」多機能チャートより
 田岡化学工業<4113>が大幅高で4日ぶりに反発している。23日の取引終了後、三菱ガス化学<4182>と、スマートフォンなどのカメラレンズに使う樹脂の原料モノマーの生産を行う合弁会社を設立することで合意したと発表しており、これが好感されている。

 新会社は、菱ガス化学新潟工場(新潟市北区)内に新設する光学樹脂ポリマー「ユピゼータEP」用原料モノマー製造プラントを活用した生産事業を行う。「ユピゼータEP」は、スマートフォンやタブレット端末などに広く採用される高機能小型カメラレンズ材料で、スマホ用カメラの高機能化とカメラレンズの多眼化を背景に今後も需要の伸びが予想されている。これに伴い「ユピゼータEP」の原料モノマーとして使用されている田岡化の特殊ビスフェノール「TBIS」の需要増が見込まれることから、「TBIS」の生産の一部を、合弁会社を通じて菱ガス化に委託し販売することで、原料モノマーの生産能力の増強と供給の安定化を図るとしている。

出所:MINKABU PRESS

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