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【材料】マザーズ指数の下げ目立つ展開に、IPOラッシュなども影響

マザーズ指数 <日足> 「株探」多機能チャートより
 東証マザーズ指数が後場一段安となり1134まで水準を切り下げ、下値のポイントとなっていた11月2日の安値1146を大きく下回った。既に12月第2週以降は中長期波動の分水嶺である75日移動平均線を下回って推移していたが、そこからもう一段下放れる兆候をみせている。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大が、グローバル景気に敏感な大型株に向かい風となる一方、投資テーマに乗る中小型材料株は個別に人気化する銘柄多く、個人投資家資金の参戦を誘っていたが、12月に入ってからは流れが悪くなっている。「特に15日以降はマザーズ市場を中心にIPOラッシュとなっていることで、資金が直近IPO銘柄のセカンダリーに向かいやすく、回転もそれほど利いていないことで需給バランスが悪化しているようだ」(国内中堅証券)という。きょうは時価増額上位のラクス<3923>やBASE<4477>、マネーフォワード<3994>などが売られ全体指数の下げを助長する形となった。

出所:MINKABU PRESS

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