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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アサカ理研、シンシア、イメージワン

アサカ理研 <日足> 「株探」多機能チャートより
■アサカ理研 <5724>  4,155円  +700 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 アサカ理研<5724>がストップ高。前週末18日の取引終了後、1月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位あたりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。なお、効力発生日は2月1日。

■シンシア <7782>  461円  +61 円 (+15.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 シンシア<7782>が一時ストップ高。前週末18日の取引終了後、従来4円を予定していた20年12月期の期末一括配当について、特別配当6円を加えて10円(前期4円)にすると発表しており、これを好材料視した買いが入った。12月18日までに実施予定の自己株式の取得ができなかったため、自己株式の取得総額(上限)のうちの一部を原資として特別配当を実施するとしている。

■イメージ ワン <2667>  760円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 イメージ ワン<2667>は連日ストップ高。医療向けを中心とする画像処理(ヘルスケアソリューション)のほか、ドローンや3D処理ソフトを活用した構造物などの分析ソリューションを展開する。業績は低迷しているが、21年9月期は赤字脱却の可能性がある。前週17日取引終了後に、共同開発を進めていた新型コロナウイルス検査運用システム(旧称:ドライブスルー方式による新型コロナウイルスPCR検査)の開発が完了したことを発表、新たに新型コロナ関連としてのテーマ性が加わったことで物色人気に火をつけた。1月15日につけた年初来高値802円奪回も視界に入っている。

■HAPiNS <7577>  266円  +28 円 (+11.8%)  本日終値
 18日に発表した「ワンダコーポ、ジンズメイトと統合」が買い材料。
 ワンダーコーポレーション <3344> [JQ]、ジーンズメイト <7448> と21年4月1日に経営統合。共同株式移転の方式で持ち株会社REXTを設立する。株式の割当比率はワンダコーポ1:ハピンズ0.44:ジンズメイト0.52。持ち株会社および3社はRIZAPグループ <2928> [札証A]の子会社となる。

■田中建設工業 <1450>  2,279円  +219 円 (+10.6%)  本日終値
 田中建設工業<1450>が急伸している。前週末18日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を73億円から86億円(前期比29.1%増)へ、営業利益を8億7200万円から13億8000万円(同73.4%増)へ、純利益を5億9100万円から8億7000万円(同57.9%増)へ上方修正したことが好感されている。手持ち工事の消化が順調に進んでいることに加えて、下期の売上高を左右する上期受注高が大幅に増加したことが要因という。また、好採算工事の獲得も利益押し上げに寄与する。

■長野計器 <7715>  1,004円  +94 円 (+10.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 長野計器<7715>が急騰。車載向けを主力に圧力計・圧力センサーメーカーで世界屈指の競争力を誇る。半導体生産ライン向け構造圧力センサーやデジタル圧力計などでも実績が高く、世界的な半導体市場の拡大が追い風となっている。また、水素関連の側面で注目を集めている。燃料電池車の普及には水素ステーションの普及が欠かせないが、同社はこの水素ステーション向けに独自の高圧技術を生かした製品を提供し、「高圧水素用圧力センサー」で特許を取得している。

■ジーンズメイト <7448>  335円  +31 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 ジーンズメイト<7448>が急騰。RIZAPグループ<2928>は18日、傘下のカジュアル衣料専門店を展開するジンズメイトと、ワンダーコーポレーション<3344>、HAPiNS<7577>の3社を21年4月1日付で経営統合することを発表した。共同株式移転の方式で持ち株会社REXTを設立する。株式の割当比率はワンダコーポ1に対し、ハピンズ0.44、ジンズメイト0.52。持ち株会社および3社はRIZAPの子会社となる。

■アドソル日進 <3837>  3,180円  +165 円 (+5.5%)  本日終値
 アドソル日進<3837>が急動意。菅政権がデジタル行政推進を掲げるなか、同社は「セキュア・ラップトップ」など自治体向けテレワークソリューションを展開し需要開拓が期待されている。高水準のデジタル人材を擁しており、AIを活用したICTシステムの提供などにも積極的。日本IBMや富士通<6702>、日立製作所<6501>、NEC<6701>といったそうそうたる大手IT企業やトヨタ自動車<7203>、デンソー<6902>などと一緒に産業技術総合研究所がまとめたAIの品質ガイドライン策定に参画、市場でも存在感を高めている。毎期増配を続けるなど株主還元姿勢の高さも評価材料となっている。

■アイ・ピー・エス <4390>  2,305円  +106 円 (+4.8%)  本日終値
 アイ・ピー・エス<4390>が急伸。前週末18日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、12月25日付でマザーズから東証1部へ市場変更されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要発生を先取りする形で買いが入った。同社は、日本とフィリピン国内で通信事業を展開している。21年3月期の連結業績予想は、売上高89億円(前期比36.7%増)、経常利益16億5000万円(同53.4%増)を見込んでいる。

●ストップ高銘柄
 土屋ホールディングス <1840>  249円  +50 円 (+25.1%) ストップ高   本日終値
 オーケーエム <6229>  2,085円  +400 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値
 バルミューダ <6612>  6,250円  +1,000 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 エスポア <3260>  627円  +100 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 サンセイ <6307>  556円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 かっこ <4166>  5,800円  -1,000 円 (-14.7%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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