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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:そーせい、ギフティ、住友電

そーせい <日足> 「株探」多機能チャートより
■アドソル日進 <3837>  3,220円  +205 円 (+6.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 アドソル日進<3837>が急動意。菅政権がデジタル行政推進を掲げるなか、同社は「セキュア・ラップトップ」など自治体向けテレワークソリューションを展開し需要開拓が期待されている。高水準のデジタル人材を擁しており、AIを活用したICTシステムの提供などにも積極的。日本IBMや富士通<6702>、日立製作所<6501>、NEC<6701>といったそうそうたる大手IT企業やトヨタ自動車<7203>、デンソー<6902>などと一緒に産業技術総合研究所がまとめたAIの品質ガイドライン策定に参画、市場でも存在感を高めている。毎期増配を続けるなど株主還元姿勢の高さも評価材料となっている。

■そーせいグループ <4565>  1,651円  +103 円 (+6.7%)  11:30現在
 そーせいグループ<4565>が大幅続伸している。この日の寄り前、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)社と、グローバルな研究開発提携及びライセンス契約を締結したと発表しており、これが好材料視されている。同契約は、炎症性腸疾患(IBD)及びその他の消化器免疫疾患において、遺伝学的に関連するオーファンGタンパク質共役受容体(GPCR)であるGPR35受容体に対する選択的経口低分子作動薬の創薬及び開発が対象。契約に基づきGSK社は、そーせいが設計したGPR35受容体作動薬ポートフォリオのグローバルな権利を保有することとなり、そーせいとGSK社は研究及び初期開発で協業し、GSK社は臨床開発、製造、商業化を担うという。また、契約に基づき、そーせいは最大3400万ポンド(約47億6100万円)の契約一時金、潜在的な初期開発マイルストーン及び研究開発資金を受領することになり、更に総額で最大3億3600万ポンド(約470億円)のマイルストーンや段階的ロイヤルティーを受け取る権利を有する。このほか製品が上市された場合、売上高に応じた段階的ロイヤルティーを受け取る権利も有しているとしている。

■LITALICO <6187>  3,715円  +205 円 (+5.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 18日に発表した「福祉ソフトを子会社化」が買い材料。
 福祉事業所請求支援システムを手掛ける福祉ソフトの全株式を取得し子会社化する。

■東邦チタニウム <5727>  892円  +39 円 (+4.6%)  11:30現在
 東邦チタニウム<5727>は全体軟調地合いに抗して上値追い基調を強め、一時7%高の913円まで駆け上がる場面があった。チタン製錬を主力とし、高度なチタン関連技術を生かし電子材料分野でも高実績を持つ。5G関連では高純度金属チタンや超微粉ニッケルが好調に推移。また全固体電池や空気2次電池に応用されるリチウムランタンチタン酸化物(LLTO)という有望素材を手掛けていることも買いの手掛かり材料となっている。直近の中期経営計画では、最終年度の23年3月期に売上高580億円(今期見通し352億円)、営業利益65億円(同27億円)を掲げている。

■ギフティ <4449>  2,857円  +122 円 (+4.5%)  11:30現在
 ギフティ<4449>が急伸している。前週末18日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、12月25日付でマザーズから東証1部へ市場変更されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要発生を先取りする形で買いが入っている。同社は、商品やサービスと交換することができる電子チケットである「eギフト」サービスを提供するeギフトプラットフォーム事業を展開。20年12月期連結業績予想は、売上高25億8300万円(前期比46.2%増)、経常利益10億4100万円(同99.1%増)を見込む。

■ソリトンシステムズ <3040>  1,953円  +70 円 (+3.7%)  11:30現在
 ソリトンシステムズ<3040>が反発している。前週末18日の取引終了後、上限を38万株(発行済み株数の2.00%)、または7億1554万円とする自社株を、21日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNET-3)で取得すると発表したことが好材料視されている。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■ビザスク <4490>  4,155円  +145 円 (+3.6%)  11:30現在
 ビザスク<4490>が反発している。この日の寄り前、社外取締役や社外監査役を企業にマッチングするサービス「ビザスクboard」の提供を開始すると発表しており、これが好感されている。同社では、企業の新規事業やR&D、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進などさまざまな取り組みに対して、「その道のプロ」である個人の知見を活用する「スポットコンサル(1時間からのインタビュー)」サービスを提供しており、既に7万件超(20年9月時点)のマッチングを達成している。近年、社外知見に対するニーズの新たな潮流として「社外役員との議論」があることから、「ビザスクboard」を開始し、高まる社外役員へのニーズに特化して、社外役員の候補者を紹介しマッチングするサービスを提供するとしている。

■住友電気工業 <5802>  1,332円  +30.5 円 (+2.3%)  11:30現在
 住友電気工業<5802>が4日続伸している。21日付の日本経済新聞朝刊で、「大量のデータを素早くやりとりできる光ケーブルを増産する」と報じられており、増産効果による業績への貢献を期待した買いが入っている。記事によると、21年度にも横浜市の拠点で設備を増強し、国内の生産能力を5割増やすという。背景には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたテレワークの普及や米国で相次ぐデータセンターの建設で通信量が増大していることがあるとしている。

■CYBERDYNE <7779>  753円  +15 円 (+2.0%)  11:30現在
 CYBERDYNE<7779>が6日ぶりに反発している。前週末18日の取引終了後、HAL医療用下肢タイプについて、シンガポール保健省傘下の保健科学庁から医療機器承認を取得したと発表しており、これが好感されている。今回登録された対象疾患は、米国や欧州連合(EU)と同様に脳血管障害(脳卒中)や脊髄損傷、神経筋難病など幅広い疾患をカバー。今回のシンガポールでの医療機器登録は、マレーシア、タイ、インドネシアなどの東南アジア諸国、オーストラリア、台湾に続くものとしている。

■大幸薬品 <4574>  1,641円  +29 円 (+1.8%)  11:30現在
 大幸薬品<4574>が高い。前週末18日の取引終了後、従来10円を予定していた20年12月期の期末配当予想について、特別配当8円を加えて18円にすると発表したことが好感されている。年間配当は25円となり、20年4月1日付で1株を3株に株式分割したことを考慮すると、前期実績(50円)に対しては実質増配となる予定だ。なお、今期は決算期変更に伴い9カ月決算となる。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,490円  +136 円 (+1.6%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が4日続伸。先物主導で日経平均は200円近い下げをみせており、同社株には裁定解消売り圧力が働いているものの、それをこなし株価は強さを発揮している。きょうは米メディアが、同社が米株市場で特別買収目的会社(SPAC)を上場させる計画であると報じたことが、同社の投資事業の展開力を増幅させるとの思惑につながり、株価を刺激したようだ。株式需給面では、信用取引は売り残も厚く直近信用倍率が1.4倍台、また日証金では貸株が融資を大きく上回り貸借倍率は0.7倍と買い方に有利な状況が意識されている。

■アース製薬 <4985>  6,000円  +80 円 (+1.4%)  11:30現在
 アース製薬<4985>が反発している。前週末18日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を1870億円から1940億円(前期比2.4%増)へ、営業利益を46億円から100億円(同2.6倍)へ、純利益を25億5000万円から26億円(同2.1倍)へ上方修正したことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり消費の拡大に加えて、天候に恵まれたことで、主力の虫ケア用品をはじめ全カテゴリーの売り上げが拡大したという。また、返品削減の仕組み化や販促費や広告宣伝費の適切なコントロールなどに取り組んだ収益構造改革の成果、コロナ禍での活動抑止による旅費・交通費の減少なども寄与した。

■オプティム <3694>  2,888円  +35 円 (+1.2%)  11:30現在
 オプティム<3694>が反発している。前週末18日の取引終了後、ぐるなび<2440>が提供する「飲食店LIVEカメラ」に、「OPTiM AI Camera」のウィズコロナソリューションである「混雑可視化機能」(混雑状況匿名化表示)を提供すると発表しており、これが好材料視されている。今回の提供は、新型コロナウイルスの感染抑止サービスとして、実証実験を目的に期間限定でサービス提供するもの。同機能の提供により、ユーザーは飲食店情報サイト「ぐるなび」で、利用や予約を検討している飲食店の混雑状況がリアルタイムで確認できるようになる。また、密接・密集を避けた店舗運営が行われていることの対外的な発信により、利用客への安心感の醸成や混雑を避けることによる来店時間帯の平準化を狙い、飲食店の利用促進へ寄与するとしている。

■日経Dインバ <1357>  530円  +5 円 (+1.0%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>が続伸。日経平均株価に対し逆方向に連動するETFで、基本的に価格変動率が日経平均のマイナス2倍に設定され、ボラティリティが高いのが特徴。個人投資家を中心に商いが活発だが、注目すべきは信用買い残の多さだ。直近で買い残は再び増勢顕著で1億1350万口を超えている。信用倍率は実に48.2倍と大幅に買い長の状態にある。株価は12月以降530円近辺で底ばいでの推移が続いているが、個人投資家は日経平均が今後調整する(日経Dインバが上昇する)とみる向きが非常に多いことがうかがえる。

■久光製薬 <4530>  6,170円  -130 円 (-2.1%)  11:30現在
 久光製薬<4530>が続落している。19日付の日本経済新聞朝刊で「2020年3~11月期の連結営業利益は、前年同期比6割減の70億円前後になったようだ」と報じられており、これが弱材料視されているようだ。記事によると、新型コロナウイルスの流行で患者の病院離れが広がり、主力の消炎鎮痛剤の販売額が減ったという。また、21年2月期通期の業績予想の達成は不透明だとあることもネガティブ材料視されている。なお、第3四半期の決算発表は21年1月13日を予定している。

■アサカ理研 <5724>  4,155円  +700 円 (+20.3%) ストップ高   11:30現在
 アサカ理研<5724>がストップ高。前週末18日の取引終了後、1月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。投資単位あたりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。なお、効力発生日は2月1日。

■イメージ ワン <2667>  760円  +100 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 イメージ ワン<2667>は前週末に続き、短期値幅取りを狙った資金が集中し、値がつかないまま値幅制限上限の100円高は760円カイ気配に張りついている。医療向けを中心とする画像処理(ヘルスケアソリューション)のほか、ドローンや3D処理ソフトを活用した構造物などの分析ソリューションを展開する。業績は低迷しているが、21年9月期は赤字脱却の可能性がある。前週17日取引終了後に、共同開発を進めていた新型コロナウイルス検査運用システム(旧称:ドライブスルー方式による新型コロナウイルスPCR検査)の開発が完了したことを発表、新たに新型コロナ関連としてのテーマ性が加わったことで物色人気に火をつけた。1月15日につけた年初来高値802円奪回も視界に入っている。

●ストップ高銘柄
 エスポア <3260>  627円  +100 円 (+19.0%) ストップ高   11:30現在
 サンセイ <6307>  556円  +80 円 (+16.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 かっこ <4166>  5,800円  -1,000 円 (-14.7%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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