【注目】★本日の【イチオシ決算】 ツバキナカ、Vコマース、アスクル (12月15日)
ツバキナカ <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(12月15日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【ツバキナカ <6464> 】 ★今期税引き前を45%上方修正、配当も7円増額
◆20年12月期の連結税引き前利益を従来予想の17.2億円→25億円に45.3%上方修正。減益率が76.2%減→65.3%減に縮小する見通しとなった。前回予想時と比較し、各市場で想定以上に需要が回復していることが上振れの要因。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→22円(前期は81円)に大幅増額修正した。
●サプライズな決算発表・業績修正
Vコマース <2491> ★今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額
◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の55億円→62億円に12.7%上方修正。増益率が10.3%増→24.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。成果報酬型広告で旅行や就職、金融の一部分野の広告出稿が減少するものの、ヤフーが運営するオンラインモールのストア向けサービスの拡大で補い、利益は上振れする。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の34円→41円(前期は33円)に増額修正した。
アスクル <2678> ★今期経常を18%上方修正・13期ぶり最高益更新へ
◆21年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比74.1%増の59億円に拡大して着地。BtoB事業で手指消毒液やマスクに加え、使い捨てグローブやパーティションといった感染対策商品の販売が伸びたことが寄与。
併せて、通期の同利益を従来予想の90億円→106億円に17.8%上方修正。増益率が4.0%増→22.5%増に拡大し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
銚子丸 <3075> [JQ] ★上期経常は一転34%増益で上振れ着地・通期計画を超過
◆21年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比34.1%増の3億8500万円に拡大し、従来の7.7%減益予想から一転して増益で着地。コロナ禍で巣ごもり需要が拡大するなか、テイクアウトやデリバリーのサービスを拡充したことが奏功した。広告宣伝費や販売促進費の抑制、不要不急の支出を削減したことも上振れにつながった。
通期計画の3億2900万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
森六 <4249> ★今期経常を63%上方修正
◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→49億円に63.3%上方修正。減益率が47.1%減→13.5%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ需要が想定よりも早いペースで回復し、売上高が計画を上回ることが寄与。経費抑制や原価低減などの収益改善施策が進むことも上振れに貢献する。
三協立山 <5932> ★上期営業を6.3倍上方修正、通期も増額
◆21年5月期上期(6-11月)の連結営業利益を従来予想の3億円→19億円に6.3倍上方修正。国内の建築市場やアルミニウム押出形材市場、国内外の自動車販売で想定以上の回復がみられたことに加え、小売業の人手不足に対する店舗の省人化に向けた投資が進んだことなどが上振れの背景。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の3億円→19億円に6.3倍上方修正。減益率が85.1%減→5.7%減に縮小する見通しとなった。
デイトナ <7228> [JQ] ★今期配当を20円増額修正
◆20年12月期の期末一括配当を従来計画の24円→44円(前期は24円)に大幅増額修正した。足もとの好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比58.1%増の7.2億円と過去最高益の更新を見込む。
モリト <9837> ★前期経常を53%上方修正
◆20年11月期の連結経常利益を従来予想の6億円→9.2億円に53.3%上方修正。減益率が66.3%減→48.3%減に縮小する見通しとなった。自動車内装部品の受注回復に加え、主力商品のインソールをはじめとした防寒商品が伸びたことが寄与。密にならずに楽しめるスケートボードやサーフィンといったスポーツ関連商品の販売も好調だった。
2)12月16日の決算発表銘柄(予定)
■引け後発表
◆本決算:
<8956> プレミア [東R]
◆第2四半期決算:
<6905> コーセル
合計2社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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