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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):エヌピーシー、オンコリス、日ケミコン

エヌピーシー <日足> 「株探」多機能チャートより
■大戸屋ホールディングス <2705>  2,171円  +191 円 (+9.7%) 一時ストップ高   本日終値
 大戸屋ホールディングス<2705>が急伸、一時ストップ高。25日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表しており、これを好感する買いが入った。21年3月末から適用する新制度では、3月末と9月末の基準日に、100株以上500株未満保有者に4000円相当の食事券または精米3kg、500株以上保有者に2万円相当の食事券または精米15kgをそれぞれ贈呈する。従来は保有株数と継続保有期間に応じて、食事券2500円から1万4000円、または精米2kgから10kgを贈呈していた。新制度では継続保有期間の区分を廃止する。

■エヌ・ピー・シー <6255>  676円  +55 円 (+8.9%)  本日終値
 エヌ・ピー・シー<6255>が大幅高、一時11.4%高の692円に買われる人気となった。同社は太陽電池製造装置を展開し、米国での需要獲得が進んでいる。来年にバイデン新政権が発足すれば、再生可能エネルギー関連への巨額の政策投資が見込まれ、同社の収益環境に強力な追い風となる。米国の太陽電池市場は、足もとこそコロナ禍で伸び悩んでいるものの、中期拡大余地は高水準とみられている。2020年の予測設置容量18ギガワットから向こう5年間で約100ギガワットの設置が見込まれているが、バイデン政権となれば一段の上乗せが濃厚。同社はその恩恵を享受する銘柄として投資資金の継続的な攻勢が観測された。

■アイドマMC <9466>  405円  +29 円 (+7.7%)  本日終値
 アイドママーケティングコミュニケーション<9466>は急反発。25日の取引終了後、ロコガイド<4497>と綿半ホールディングス<3199>子会社の綿半ホームエイドとともに、店舗の効率化や広告運用などに関して実証実験を開始したと発表しており、これが好感されたようだ。今回の実証実験では、電子棚札による店舗の作業効率化やタイムリーな販売施策をはじめ、電子棚札の商品情報をロコガイドの「トクバイ」サービスへ自動配信するダイナミック広告、デジタルサイネージによる広告運用といった取り組みを行うという。

■アイロムグループ <2372>  1,878円  +83 円 (+4.6%)  本日終値
 アイロムグループ<2372>が急反発。25日の取引終了後、子会社IDファーマが開発を進めている新型コロナウイルスワクチンの非臨床薬理試験で、中和抗体の産生及び細胞性免疫の誘導を確認したと発表しており、これを好感する買いが入った。これにより、9月に発表したIgG/IgA抗体価の上昇の確認と合わせて、免疫原性の評価に求められる全ての主要なデータが得られたという。今後は臨床試験の実施に向け、非臨床薬理試験における感染動物モデルを用いた感染防御/発症予防効果の評価を開始する予定だ。

■オンコリス <4588>  1,766円  +76 円 (+4.5%)  本日終値
 オンコリスバイオファーマ<4588>が大幅反発。25日の取引終了後、米トランスポゾン・セラピューティクスと締結した核酸系逆転写酵素阻害剤「OBP-601」のライセンス契約に基づく第1回マイルストーンを達成したと発表しており、これが好感された。マイルストーン達成によりトランスポゾン社から一定額のマイルストーン収入を受領する。併せて、21年春を予定しているトランスポゾン社からの契約一時金の受領は、20年12月から21年2月頃となる見通しになったことも明らかにした。契約一時金を受領した際は、速やかに開示するとしている。なお、契約に伴う契約一時金及びマイルストーン収入の合計額は総額3億ドル以上となる予定だ。

■日本ケミコン <6997>  1,549円  +55 円 (+3.7%)  本日終値
 日本ケミコン<6997>が大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を1600円から1650円に引き上げており、これが好材料視されたようだ。リポートでは、構造改革が順調に進展していることを評価したうえ、アルミ電解コンデンサの需要回復などを考慮し、同証券による営業利益予想を上方修正した。アルミ電解コンデンサの需要は9月から回復基調を強めており、下期は操業度を引き上げる計画という。今後は導電性ポリマー品などハイエンド製品の伸びに期待するとしている。

■カイノス <4556>  1,056円  +30 円 (+2.9%)  本日終値
 カイノス<4556>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.02%にあたる9万株または1億円を上限に、11月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが材料視されたようだ。なお、きょう9時40分に取得結果を発表しており、1株1026円で8万8000株を取得したことを明らかにした。

■ルックホールディングス <8029>  1,063円  +28 円 (+2.7%)  本日終値
 ルックホールディングス<8029>が3日続伸。25日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表しており、株主還元の強化を好感する買いが入った。3年以上継続保有者に対する株主優待の内容を拡充する。20年12月末から適用を開始する新制度では、継続保有期間の区分を追加し、100株以上400株未満を3年以上保有する株主に2500円の割引券(従来は2000円)、400株以上を3年以上保有する株主には5000円の割引券(従来は4000円)を贈呈する。なお、3年未満保有者の優待品は現行と変わらない。

■京都きもの友禅 <7615>  230円  +3 円 (+1.3%)  本日終値
 京都きもの友禅<7615>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.86%にあたる23万株または5221万円を上限に、26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これが材料視された。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■プラネット <2391>  1,485円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 プラネット<2391>が高い。株価は一時前日比10.1%高の1634円まで上値を伸ばし、年初来高値を更新した。25日の取引終了後に発表した21年7月期第1四半期(8~10月)の経常利益(非連結)が前年同期比21.3%増の2億500万円に伸びており、これを好感する買いが向かった。売上高はほぼ前期並みの7億7100万円だった。EDI通信処理料と販売レポートサービス利用料が増加した一方、一部料金の無料化施策でデータベースの売り上げ減少が続いた。利益面ではコロナ禍で調査費や旅費などの販管費が大幅に減少したほか、売上原価の増加が前年同期に比べて少なく、これが大幅増益の要因となった。

●ストップ高銘柄
 リード <6982>  1,009円  +400 円 (+65.7%) ストップ高   本日終値
 エッチ・ケー・エス <7219>  2,110円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値
 ニーズウェル <3992>  761円  -150 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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