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【市況】株価指数先物【昼のコメント】マザーズ先物へはショートの動きみられ、 TOPIX型へのシフトが意識されてきそう


 日経225先物は11時30分時点、前日比350円高の2万6580円(+1.33%)前後で推移している。24日の米国市場では新型コロナウイルスワクチンの実用化への期待に加え、トランプ大統領がバイデン氏への政権移行の手続き開始を容認したことから政治への不透明感が後退したことが材料視されてNYダウは3万ドルの大台を突破。この流れを受けて寄り付きは2万6470円とシカゴ先物清算値(2万6470円)にサヤ寄せしてのギャップスタートとなった。その後も強い値動きとなるなか、現物の寄り付き後早い段階で一時2万6720円まで一気に上げ幅を広げている。ただし、買い一巡後は次第に売り買いが交錯する形となり、前引けにかけては上げ幅を縮めている。

 日経225先物は取引開始早々に2万6720円まで上昇しているが、オプション権利行使価格の2万6500円を現物の寄り付き前に超えてきたこともあり、ショートカバーのほかヘッジ対応の買いが集中したようである。権利行使価格の2万6750円に接近した後は一服感がみられているが、2万6500円を上回っての推移が意識されるようだと、短期筋のショートカバーのタイミングが速まりそうである。

 NT倍率は先物中心限月で14.95まで上昇する場面がみられており、ショートカバーからトレンドが強まる場面においては、日経225型優位になりやすい。ただし、東証マザーズ指数先物へはショートの動きがみられてきており、日経225先物も2万6500円辺りでのこう着が続くようだと、TOPIX型へのシフトが意識されてきそうである。TOPIXについては2018年10月以来の1800ポイントを捉えてくるようだと同年1月高値水準である1900ポイント超えを意識した出遅れ修正が強まる展開が期待されそうだ。

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