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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):トヨタ、古河電、ワークマン

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■加賀電子 <8154>  2,072円  +27 円 (+1.3%)  本日終値
 加賀電子<8154>が反発。5日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を4000億円から4100億円(前期比7.6%減)へ、営業利益を50億円から75億円(同25.1%減)へ上方修正したことが好感された。電子部品事業で一部取引先との大口商権解消に伴い大幅な減収となる状況に変わりはないものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた一部製造業で回復の兆しが見えていることや、リモートワークやオンライン授業向けの需要増でパソコン製品の販売好調が持続していること、更に営業活動の一部自粛に伴う販管費の縮減効果などが売上高・営業利益を押し上げる。なお、純利益は100億円(同70.9%増)の従来見通しを据え置いた。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1888億5900万円(前年同期比18.1%減)、営業利益44億3400万円(同15.4%減)、純利益107億7200万円(同3.1倍)だった。

■トヨタ自動車 <7203>  7,019円  +35 円 (+0.5%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が4日続伸。外国為替市場で足もと1ドル=104円台を割り込むなど急速に円高が進んでおり、為替感応度の高い同社は輸出採算悪化の思惑から株価面で逆風が強い。しかし、前日終値を0.5%程度上回る水準で売り物をこなす頑強な値動きを示した。同社はきょう取引時間中に決算発表を控えており、マーケットの注目度が高い。そうしたなか、各メディアが同社の米中両国での販売が改善していることを伝えており、決算発表に先回りした買いを誘発した。売買代金も東証1部上位5傑に食い込んでおり、マーケットの同社株に対する関心の高さを物語る。

■バローホールディングス <9956>  2,625円  +6 円 (+0.2%)  本日終値
 バローホールディングス<9956>はしっかり。5日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、売上高を6900億円から7100億円(前期比4.7%増)へ、営業利益を157億円から240億円(同54.7%増)へ、純利益を70億円から110億円(同69.8%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令や7月以降の感染再拡大を受けて、マスク・除菌関連商品のほか、生鮮食品やDIY・園芸用品などの巣ごもり需要が拡大し、スーパーマーケット、ドラッグストア及びホームセンターの主要3事業の既存店売上高が好調に推移したことが要因。また、生鮮の強化により売上総利益率が上昇したスーパーマーケットや、事業統合効果として商品原価が低減したホームセンターの両事業を中心に利益改善が進んでいることも寄与する。同時に、従来24円を予定していた中間配当を25円にすると発表した。年間配当は53円(従来予想52円)となり、前期実績に対しては1円の増配になる予定だ。

■古河電気工業 <5801>  2,458円  -326 円 (-11.7%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 5日に決算を発表。「非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は30円減配」が嫌気された。
 古河電気工業 <5801> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は59.5億円の赤字(前年同期は83.7億円の黒字)に転落した。業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は55円(前期は85円)実施する方針とした。
  ⇒⇒古河電気工業の詳しい業績推移表を見る

■淺沼組 <1852>  4,200円  -230 円 (-5.2%)  本日終値
 5日に決算を発表。「上期経常が36%減益で着地・7-9月期も12%減益」が嫌気された。
 淺沼組 <1852> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.9%減の21億円に落ち込み、通期計画の52.9億円に対する進捗率は39.8%となり、5年平均の42.4%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒淺沼組の詳しい業績推移表を見る

■ワークマン <7564>  9,610円  -160 円 (-1.6%)  本日終値
 ワークマン<7564>は4日ぶりに反落。株価はここ堅調に推移していただけに、利益確定売りでの一服となった。SMBC日興証券は5日、同社株の投資評価を新規「2」でカバレッジを開始した。目標株価は9800円とした。「ワークマン」「ワークマンプラス」などの屋号で主に郊外で作業服専門店をフランチャイズ展開。近年は一般消費者向けのアウトドア商品を強化している。同社の特徴は機能性が高くかつ有名ブランドの2分の1~3分の1の価格設定を意識したプライベートブランドであり、「低価格」「高機能」という新しいカテゴリであることが消費者に支持されていると分析。19年のワークマンブームが終焉したが、既存店売上高は今後も大きく落ちることはないと予想している。21年3月期の営業利益は231億円(会社予想218億4700万円)、22年3月期の同利益は267億円、23年3月期は同306億円と増益基調が続くと見込んでいる。

■東洋建設 <1890>  408円  -4 円 (-1.0%)  本日終値
 東洋建設<1890>は反落。5日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が35億円から40億円(前年同期比17.6%減)へ、純利益が20億円から23億円(同24.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、材料出尽くし感から売られたようだ。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、主に海外建設事業で、進出国のロックダウンにより施工を中断せざるを得ない期間が発生したことから、売上高は850億円から758億円(同12.2%減)へ下方修正したが、国内土木事業及び国内建築事業で工事採算性が向上したことが利益を押し上げたという。

■BEENOS <3328>  2,155円  +400 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 BEENOS<3328>がストップ高に買われ、実質16年8月以来の高値水準となった。5日の取引終了後に発表した20年9月期連結決算が、売上高258億7200万円(前の期比2.4%増)、営業利益33億7600万円(同97.7%増)、純利益18億9100万円(同75.6%増)となり、期末一括配当を従来予想から2円増額し20円(前期18円)にするとしたことが好感された。越境ECに対して売り手、買い手双方の需要が高まりEコマース事業のクロスボーダー部門の流通総額、売上高、営業利益が過去最高となったことが牽引した。また、新規事業の創造やインバウンド消費関連企業への出資に加え、保有する営業投資有価証券の売却を進めたインキュベーション事業も好調に推移した。なお、21年9月期業績予想は非開示としている。

■日本アジアグループ <3751>  432円  +80 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 日本アジアグループ<3751>がストップ高。5日の取引終了後、MBOの一環として、米投資会社カーライル・グループ傘下のグリーン・ホールディングスが同社株の非公開化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格600円にサヤ寄せする格好となった。非公開化により戦略的な意思決定を柔軟かつスピード感をもって行うほか、継続事業の資本構成を抜本的に改善するのが狙い。買付予定数は2745万4480株(下限1830万3000株、上限設定なし)で、買付期間は11月6日から12月21日まで。TOB成立後、日本アジアGは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は、日本アジアG株式を11月5日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■KYCOM <9685>  852円  +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 KYCOMホールディングス<9685>がストップ高。同社は通信や公共向け中心にシステムの受託開発を主力展開し、データ関連サービスも手掛けるが、情報処理案件の契約単価の改善などが収益に寄与している。5日取引終了後、非開示だった今期業績予想を発表、最終利益は前期比7.1倍の2億5000万円と急拡大を見込んでおり、これがポジティブサプライズとなった。株価は10月5日に年初来高値1137円をつけてからは調整局面にあったが、ここにきて75日移動平均線をサポートラインに下げ止まる動きをみせていた。株式需給面でも目先売り物がこなれており足が軽くなっていた。

■綜研化学 <4972>  1,770円  +300 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 綜研化学<4972>が急騰しストップ高の1770円に買われた。5日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を285億円から300億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を19億円から25億5000万円(同25.3%増)へ、純利益を13億円から19億円(同16.1%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受けて落ち込んだ自動車・家電・建材分野等での需要回復が緩やかなものにとどまる一方、液晶ディスプレー関連分野での需要が中国市場を中心に急速に回復していることから、粘着剤をはじめとするケミカルズの販売が想定を上回ると予想しているという。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高140億400万円(前年同期比0.2%減)、営業利益14億3000万円(同37.0%増)、純利益11億9200万円(同68.4%増)だった。

●ストップ高銘柄
 カラダノート <4014>  2,100円  +400 円 (+23.5%) ストップ高   本日終値
 Retty <7356>  2,378円  +400 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 GMO TECH <6026>  3,290円  +503 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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