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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、英国経済の先行きは不透明


■軟調推移、ウイルス感染拡大で行動規制強化

今週のポンド・円は軟調推移。新型コロナウイルスの感染第2波を抑制する目的で、ロンドン市内で10月16日深夜から厳格なロックダウン(都市封鎖)措置が導入されることから、リスク回避的なポンド売りが活発となった。取引レンジ:135円42銭-137円94銭。

■もみ合いか、英国経済の先行きは不透明

来週のポンド・円はもみ合いか。ジョンソン政権が欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の交渉決裂を回避すれば、ポンドの買い戻しが広がる見通し。ただ、ロンドン市内における行動規制の強化によって英国経済の先行き不透明感は払しょくされず、リスク選好的なポンド買いがただちに拡大する可能性は低いと予想される。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・21日:9月消費者物価コア指数(8月:前年比+0.9%)
・23日:9月小売売上高(8月:前月比+0.8%)
・23日:10月マークイット製造業PMI(9月:54.1)
・23日:10月マークイットサービス業PMI(9月:56.1)

予想レンジ:134円00銭-137円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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