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【市況】12日の株式相場見通し=一進一退か、強弱感対立で売り買い交錯

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け12日の東京株式市場は一進一退、売り買い交錯のなか方向感が定まりにくい展開となりそうだ。前週末の米国株市場ではトランプ米政権が追加経済対策の規模引き上げを提案したことなどを受けリスク選好の流れとなり、NYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数は上昇基調を継続した。東京市場でも米国株が上値指向にあることは市場心理にポジティブ材料として働く。ただ一方で、外国為替市場では1ドル=105円台後半の推移と円高方向に振れていることは輸出セクター中心に買い手控え要因となる。大統領選の行方や今月下旬から発表が本格化する企業の決算発表などを前に、足もとでは持ち高を一方向に傾ける動きは見込みづらく、日経平均は2万3600円近辺で強弱感を対立させる展開が予想される。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比161ドル39セント高の2万8586ドル90セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は、同158.964ポイント高の1万1579.944だった。

 日程面では、きょうは8月の機械受注統計、9月の企業物価指数など。また、黒田日銀総裁が国際金融協会の年次総会に参加する。

出所:MINKABU PRESS

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