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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):東エレク、平和堂、TDK

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京エレクトロン <8035>  27,800円  +775 円 (+2.9%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株は総じて強弱感が対立。米中摩擦の先鋭化で米国が中国ハイテク企業に対する取引規制を強めており、これが半導体関連全般に懸念材料となっており、前日の東京市場では主力どころを中心に売りに押される銘柄が目立った。ただ、前日の米国株市場では半導体セクターが全面高に買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も2.7%高と大幅高で3日続伸、この流れを受けて東京市場でも買い戻しの動きが観測される。東エレクは前日こそ8日ぶりに下落に転じたとはいえ、目先5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現するなどテクカル的には買い場を示唆している。

■平和堂 <8276>  2,354円  +57 円 (+2.5%)  本日終値
 平和堂<8276>が4日続伸し、連日の年初来高値更新となった。28日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を4290億円から4340億円(前期比0.1%増)へ、営業利益を105億円から124億円(同18.5%増)へ、純利益を63億円から66億円(同8.2%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大を受けた巣ごもり消費の影響で食品・日用品を中心に売上高・利益を押し上げたという。

■TDK <6762>  11,550円  +230 円 (+2.0%)  本日終値
 TDK<6762>が続伸。SMBC日興証券が28日付で投資評価「1」を継続し、目標株価を1万3100円から1万5200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、在宅勤務やステイホーム需要の恩恵を受けて、2次電池需要が想定を上回る規模拡大を見せていると指摘。これにより、21年3月期の営業利益水準は、会社計画を大幅に上回るとみており、21年3月期の営業利益予想を827億円から1156億円へ、22年3月期を同1391億円から1600億円へ引き上げている。

■マクニカ富士 <3132>  1,967円  +13 円 (+0.7%)  本日終値
 マクニカ・富士エレホールディングス<3132>が続伸し年初来高値を更新した。28日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を2375億円から2513億円(前年同期比1.2%減)へ、営業利益を56億円から70億円(同4.1%増)へ、純利益を29億8000万円から44億円(同47.7%増)へ上方修正したことが好感された。集積回路及び電子デバイスその他事業で中国における5Gやデータセンター向けビジネスが堅調に推移していることに加えて、ネットワーク事業でリモートワークなどの増加や延長に伴いクラウド関連商品の新規導入と継続利用が進んだこと、更にエンドポイントやクラウドサービス向けセキュリティー関連ビジネスが拡大していることなどが要因。また、在宅勤務やデジタル・セールス活動を積極的に推進した結果、交通費や出張費などの販管費が抑制できたことも寄与した。

■日本工営 <1954>  2,896円  +16 円 (+0.6%)  本日終値
 日本工営<1954>が続伸。午後1時ごろ、バングラデシュのマタバリ港開発事業のコンサルティングサービスにかかる業務を同社をはじめとする4社のJVで受注したと発表しており、これが好感された。同事業は、同国チッタゴン管区コックスバザール県マタバリ地区において、今後の貨物需要の増加を踏まえ、コンテナおよび一般貨物などの中・大型船での受入ができる多目的商業港(水深16メートル)を建設するもの。同社は、コンテナターミナル(1バース)と多目的ターミナル(1バース)の建設及び荷役機械、タグボートなどのオペレーションシステムの調達・設置にかかる設計や入札支援、施工監理を行うとしている。

■スタンレー電気 <6923>  3,090円  +15 円 (+0.5%)  本日終値
 スタンレー電気<6923>が3日続伸。28日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を1520億円から1550億円(前年同期比24.2%減)へ、営業利益を65億円から80億円(同63.0%減)へ、純利益を25億円から33億円(同78.9%減)へ上方修正したことが好感された。主に自動車機器事業の売上高が順調に回復してきたことや独自の液晶用バックライトが好調なことに加えて、新製品も貢献する。また、支出のコントロールを行ったことも寄与する。

■ハローズ <2742>  4,385円  -370 円 (-7.8%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 ハローズ<2742>は大幅反落。28日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)単独決算は、売上高766億5100万円(前年同期比15.5%増)、営業利益38億7400万円(同55.9%増)、純利益26億8600万円(同61.5%増)と大幅増益となったものの、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。食料品を中心とした在宅用消費が増加し、既存店売上高が好調に推移したことに加えて、4月に徳島県小松島市へ大林店及び7月に香川県三木町へ三木店を売り場面積600坪型24時間営業の店舗として新規出店したことが牽引した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高1484億円(前期比10.2%増)、営業利益67億2000万円(同27.0%増)、純利益45億3000万円(同27.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■KDDI <9433>  2,665円  -115 円 (-4.1%)  本日終値
 KDDI<9433>が反落し年初来安値を更新、ソフトバンク<9434>も4日続落でこちらは上場来安値更新となった。両銘柄とも配当権利落ちに伴う下げが反映されているが、権利落ち分を超える下げになった。これについて市場では「NTTドコモ<9437>に対するTOBの動きが明らかとなるなか同社株は人気となっているが、この背景には菅首相が打ち出す携帯料金の引き下げ圧力があり、これに対応した動きというのがメインテーマとみられている。機動的な値下げを行うための下準備といえ、通信メガキャリア3社にとって基本的に収益環境に逆風となる」(国内ネット証券アナリスト)という見方が示されており、軟調な株価に反映されている。

■クスリアオキ <3549>  8,840円  -280 円 (-3.1%)  本日終値
 クスリのアオキホールディングス<3549>が続落。28日の取引終了後に発表した9月度の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比7.4%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。客単価は同2.3%増と伸長したものの、客数が同9.4%減と大きく落ち込んだ。

■あさひ <3333>  1,862円  -13 円 (-0.7%)  本日終値
 あさひ<3333>が反落。28日の取引終了後、21年2月期の単独業績予想について、売上高を627億円から660億円(前期比10.3%増)へ、営業利益を43億6000万円から60億円(同49.8%増)へ、純利益を28億7500万円から36億7300万円(同43.5%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。上期において、新型コロナウイルス感染拡大を背景にした、「密」を避けるための社会的行動を受け、移動手段としての自転車需要が高まったことに加えて、足もとの状況が好調であることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(2月21日~8月20日)決算は、売上高391億4300万円(前年同期比15.0%増)、営業利益60億8400万円(同60.3%増)、純利益42億1100万円(同60.8%増)だった。

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