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【市況】株価指数先物【引け後コメント】短期筋の仕掛け的動きも限られ、ロールオーバーに伴うスプレッド取引が中心


大証9月限
日経225先物 23050 -120 (-0.51%)
TOPIX先物 1607.00 -8.0 (-0.49%)

 日経225先物は前日比120円安(-0.51%)の2万3050円で取引を終了。寄り付きは2万3190円とシカゴ先物清算値(2万3175円)を上回り底堅く始まったが、指数寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> が下落した影響で上値を抑えられ、前場は2万3150円~2万3220円レベルでのこう着が続いた。後場は日銀のETF買い入れへの思惑などもあったが、グローベックスのナスダック100先物が弱い値動きだったほか、ソフトバンクグループが下げ止まらない状況の中、日経225先物はじりじりと下げ幅を広げる展開となった。引けにかけてはポジション調整の流れとなり、きょうの安値で取引を終えた。

 7日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場となるため海外勢の資金流入は限られるとみられる。また、週末に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)も控えているため、ロールオーバーを中心としたスプレッド売買が中心で方向感のつかみづらい展開だった。ソフトバンクグループが終日弱い値動きをみせていたこともあり、リバウンド狙いの動きも限られたようだ。ただし、米国市場が落ち着きを見せてくるようであれば、2万3000円固めからSQに絡んだポジション的には2万3500円コールが意識されるため、SQに向けたアップサイドの動きはありそうだ。まずは、レイバーデー明け後のテクノロジー株の動向を見極めたいところだろう。

 なお、手口面では期近から期先へのロールオーバーに伴うスプレッド取引が中心であり、日経225先物での期先へ売り(期近は買い)ではSMBC日興が1万0580枚、野村が7820枚、モルガンSが6000枚だった。期先への買い(期近は売り)はゴールドマンが1万0700枚、ABアムロが5470枚、ソジェンが4530枚程度だった。一方でTOPIXでは、期先への売りは、野村が2万2900枚、SMBC日興が1万6900枚、みずほが1万枚となり、期先への買いではソジェンが2万1700枚、ゴールドマンが1万3100枚、バークレイズが1万1400枚程度だった。

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