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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:AIins、ブイキューブ、JIA

AIins <日足> 「株探」多機能チャートより
■VTホールディングス <7593>  367円  +32 円 (+9.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 VTホールディングス<7593>が急伸。前週末21日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を800億円から840億円(前年同期比21.1%減)へ、営業利益を4億円から12億円(同71.5%減)へ、最終損益を収支均衡から7億円の黒字(同68.1%減)へ上方修正したことが好感されている。海外のロックダウンが想定よりも早く解除され、6月には概ね営業を再開することができたことで想定よりも早く最悪期を脱出したことに加えて、公的な助成金の活用や賃料などを中心に各種経費の削減に注力したことが寄与した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高1900億円(前期比8.4%減)、営業利益30億円(同43.2%減)、最終利益12億6000万円(同39.4%減)の従来見通しを据え置いている。また、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高324億2600万円(前年同期比39.6%減)、営業損益1億4600万円の赤字(前年同期18億6800万円の黒字)、最終損益1億6000万円の赤字(同9億6100万円の黒字)だった。

■AI inside <4488>  48,000円  +3,850 円 (+8.7%)  11:30現在
 AI inside<4488>が大幅続伸し新高値。同社は、人工知能(AI)技術を使って書類に書かれた手書き文字をデジタル化するクラウドサービスを展開している。今月12日に21年3月期予想の営業利益を5億7600万円から10億3500万円(前期比2.4倍)に増額修正を発表。書類の手書き文字をデジタル化するAI―OCR製品が想定以上に伸びている。電子政府の構築などに絡み、同社のサービスに対する需要は今後、一段と伸びることが予想されており、その成長性を評価する買いが流入している。

■アトラエ <6194>  3,315円  +130 円 (+4.1%)  11:30現在
 アトラエ<6194>が続伸している。同社はきょう、ビジネス版マッチングアプリ「yenta(イェンタ)」のグローバル展開を開始したと発表。1カ国目としてインドでのアプリ利用が可能になったとしており、更なる展開などが期待されているようだ。「yenta」は、2016年に東京限定でスタートし、これまでに累計300万以上をマッチング。海外展開1カ国目となるインドに続き、今後は対応国を順次増やす予定だとしている。

■ブイキューブ <3681>  1,748円  +50 円 (+2.9%)  11:30現在
 ブイキューブ<3681>が6日続伸している。関連会社テレキューブサービスが京成電鉄<9009>の京成船橋駅、日暮里駅、京成幕張本郷駅の3駅に個室型スマートワークブース「テレキューブ」を計5台設置し、21日から順次営業を開始すると発表しており、これが好感されている。テレキューブサービスでは、オフィスビルや鉄道駅など多くの人が業務上アクセスする場所を中心に個室型スマートワークブース「テレキューブ」の設置を進めており、東京都を中心とした関東エリアや、大阪府を中心とした関西エリア、東海エリアの45カ所に71台を展開していた。今回設置する3駅5台により、更に多くの人に自宅以外の快適なスペースを提供し、テレワークの普及に寄与するとしている。

■東海理化電機製作所 <6995>  1,484円  +33 円 (+2.3%)  11:30現在
 東海理化電機製作所<6995>が4日続伸している。前週末21日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、最終損益を30億円の赤字から5億円の赤字(前期150億6700万円の黒字)へ上方修正したことが好感されている。製品保証関連損失戻入益を特別利益に計上したことが要因としている。なお、売上高4100億円(前期比18.0%減)、営業損益10億円の赤字(前期225億9700万円の黒字)は従来見通しを据え置いている。

■ダイセル <4202>  737円  +7 円 (+1.0%)  11:30現在
 ダイセル<4202>が3日続伸している。前週末21日の取引終了後、9月14日付で自社株1300万株(発行済み株数の4.11%)を消却すると発表しており、これが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は3億294万2682株を予定している。

■センコーHD <9069>  916円  +8 円 (+0.9%)  11:30現在
 センコーグループホールディングス<9069>が続伸している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を950円から1200円へそれぞれ引き上げており、これが好材料視されている。前回予想では新型コロナウイルスのマイナス影響を保守的に織り込んでいたが、住宅やケミカル系顧客の売り上げ不振を流通系顧客の増収で十分にカバーしており、足もと業績は予想以上に好調と判断。また、22年3月期以降は、過去3年間で立ち上げた複数の物流センターの稼働率・生産性の向上やEC物流センターの事業規模の拡大、自社便の運行比率引き上げによる配車効率の改善・庸車費の抑制などで、平均8%の安定的な利益成長を予想している。

■丸井グループ <8252>  1,850円  +8 円 (+0.4%)  11:30現在
 丸井グループ<8252>が反発している。午前10時ごろ、全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐプラットフォーム「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェ(岩手県花巻市)へ出資を行い、資本・業務提携を締結したと発表しており、これが好材料視されている。今回の出資を皮切りに、年間2億人が来店するマルイ店舗や700万人を超えるエポスカード会員といった丸井グループのリソースを活用し、ポケットマルシェの成長・発展に向けた取り組みを推進するという。具体的には、登録ユーザー数21万人に達する「ポケットマルシェ」へのエポスカード決済サービスの導入やカード会員に向けた優待・特典を提供するほか、リアル店舗での生産者と消費者をつなぐイベントの展開などを検討し、協業を進めるという。

■JIA <7172>  1,025円  -93 円 (-8.3%)  11:30現在
 ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が急反落。23日付の日本経済新聞朝刊で、「世界の飛行機の3分の1、8600機は休暇シーズンの8月に入っても地上に留め置かれている。需要拡大を前提に投資してきたリース産業や金融商品もリスクにさらされ、新造機はキャンセルが相次ぐ」と報じられており、航空機リースを主力とする同社への警戒感が強まっているようだ。記事によると、新型コロナウイルスの感染拡大で、世界的に渡航制限が続いていることが要因。減便を迫られいる航空会社が、固定費であるリース料の減免を求めているとしており、業績への影響が懸念されている。

■リソー教育 <4714>  302円  -12 円 (-3.8%)  11:30現在
 リソー教育<4714>は大幅反落。前週末21日の取引終了後、6円を予定していた21年2月期の中間配当と、未定としていた第3四半期配当を無配に修正したことが嫌気されている。分配可能額を超えて配当を実施していたことが7月に発覚したため、再発防止策が完了するまで四半期配当を見送るとしている。なお、期末配当予想(前期期末3円、通期12円)については引き続き未定としている。

■ベガコーポレーション <3542>  3,480円  -135 円 (-3.7%)  11:30現在
 ベガコーポレーション<3542>が反落している。ひふみ投信などの運用を手がけるレオス・キャピタルワークス(東京千代田区)が21日の取引終了後、財務省に変更報告書を提出し、レオスと共同保有者のベガコーポ株式保有割合が7.00%から2.90%に減少したことが判明。これを受けて、需給思惑が薄れたとの見方から売られているようだ。なお、報告義務発生日は8月14日。

■メルカリ <4385>  5,070円  -30 円 (-0.6%)  11:30現在
 メルカリ<4385>は反落。株価は今月入り5000円台に乗せ、上昇基調を強めているがこの日は売りが先行している。SMBC日興証券は21日、投資評価「2」を継続するとともに、目標株価は2900円から5000円に引き上げた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり需要が追い風となっているほか、米国事業も成長期入りしたと評価している。ただ、「期待は株価に織り込まれた」とも指摘。黒字化が近いというモメンタムを踏まえると株価が短期的に調整する可能性は低いが、更なる一段の上昇にはGMV(流通総額)の成長加速かメルペイでの朗報が必要とみている。

■村田製作所 <6981>  6,402円  -28 円 (-0.4%)  11:30現在
 村田製作所<6981>が軟調。21日の米株式市場でアップルが急伸し、上場来高値を更新した。ただ、アップル株の上昇に対する市場の反応は限定的で、足もとでは、米国が中国通信機器大手ファーウェイに対する事実上の禁輸措置を強化していることの影響が懸念されている。ファーウェイは日本企業だけでも年1兆円の部品取引があるとされており、同社向け受注が減少することは大手電子部品株には痛手となることが警戒されている。

■ASIAN STAR <8946>  120円  +21 円 (+21.2%)  11:30現在
 ASIAN STAR<8946>が急騰している。前週末21日の取引終了後、資本提携先である中国の上海徳威企業発展傘下の3社(徳威不動産グループ)の出資持ち分を取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視されている。エイシアンSが培ってきた日本の不動産サービス事業のノウハウと徳威不動産グループの日本人向け不動産サービスのノウハウを連携・強化することで相互にシナジーを発揮し、一層の企業価値向上を目指すのが狙いという。取得価額は非開示で、9月末までに取得する。なお、20年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■シード平和 <1739>  657円  +100 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 シード平和<1739>がストップ高。前週末21日の取引終了後、20年6月期の配当を従来予想の6円から8円に引き上げるとともに、21年6月期の配当予想を6円から10円に引き上げると発表しており、これが好感されている。あわせて23年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表。セグメント別・部門別予算管理及び品質管理の徹底や関西有力デベロッパーとの更なる関係強化と新規開拓、戸建分譲事業の拡大などを図り、最終年度に営業利益21億5000万円(20年6月期15億8800万円)を目指すとしたことも好材料視されているようだ。

●ストップ高銘柄
 リファインバース <6531>  1,142円  +150 円 (+15.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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