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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】日米とも市場参加者限られレンジ内での推移に


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 23130 +50 (+0.21%)
TOPIX先物 1612.0 +3.0 (+0.18%)
CME先物 23150 +70
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 17日の米国市場は、NYダウが下落する一方で、S&P500、ナスダックが上昇。著名投資家ウォーレン・バフェット氏による売却が伝えられた銀行株が弱い値動きとなり、NYダウの重荷となった。一方で、エヌビディアやテスラが目標株価の引き上げを受けて急伸しており、ナスダックを押し上げる形となった。

 シカゴ先物清算値は大阪比70円高の2万3150円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比30円高の2万3110円で始まり、寄り付き直後に付けた2万3080円を安値に、その後は概ね2万3100円~2万3150円の狭いレンジ取引が続いた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行のスタートとなろう。エヌビディアが6%超、テスラが11%を超える上昇となるなか、ハイテク株への資金シフトが意識されやすい。一方で銀行株の弱さがNYダウの重荷となったこともあり、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)に向かわせやすいだろう。NT倍率は先物中心限月では直近で上昇をみせており、5日移動平均線を上回ってきている。目先的には25日移動平均線レベル辺りまでの上昇は想定しておきたい。

 もっとも、日米ともに商いは細っており、積極的な市場参加者は限られているとみられる。そのため、2万3000円を支持線に上値は8月SQ値が位置する2万3300円のレンジ内での推移とみておきたい。昨日は寄り付き直後に2万3230円まで戻した後に一気に2万3100円を下回る場面がみられた。安倍首相が検査のため病院に入ったとのニュースフローに反応したとの見方がされていたが、薄商いの中ではニュースなどに過剰に反応しやすい面もあるため、レンジ内においては追随するよりも、その後のカバー狙いのスタンスになろう。

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