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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 オイシックス、チャットW、BASE (14日大引け後 発表分)

オイシックス <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 オイシックス <3182>   ★4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の18.4億円に急拡大して着地。新型コロナウイルスの感染拡大による旺盛な宅配需要を背景に、国内宅配事業の会員数、既存会員の一人あたり売上高がともに伸びたことが寄与。Oisixにおける出荷キャパシティの逼迫に伴う新規顧客獲得の休止で、販促費用が大幅に未消化となったことも大幅増益の要因となった。

 エムアップ <3661>   ★4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の3.1億円に急拡大して着地。EC事業の営業利益が前年同期の4200万円から2億3600万円に急拡大したことが寄与。アーティストのオフィシャル通販サイトの開設やファンクラブ限定の先行販売などを実施したほか、中止や延期となった音楽ライブ、イベントで販売を予定していた商品のネット販売が好調だった。
  第1四半期だけで、通期計画の8.2億円に対する進捗率は37.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 カオナビ <4435> [東証M]  ★上期最終を一転黒字に上方修正
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の最終利益(非連結)は前年同期比27倍の8200万円に急拡大して着地。主力のクラウド人材管理システムは新型コロナウイルスの影響で新規顧客獲得のペースは鈍化したものの、利用企業の増加基調が継続し、ストック収益が大きく伸びた。事業環境に合わせた広告宣伝費の見直しなど柔軟なコストコントロールを実施したことも黒字浮上につながった。
  併せて、上期(4-9月)の同損益を従来予想の2800万円の赤字(予想レンジ中値)→7500万円の黒字(前年同期は700万円の赤字)に上方修正した。

 チャットW <4448> [東証M]  ★非開示だった今期経常は4.8倍増で2期連続最高益更新へ
 ◆20年12月期上期(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.0倍の2億2600万円に急拡大して着地。テレワーク需要が急拡大するなか、ビジネスチャットツールの課金IDが大幅に増加したうえ、セキュリティ対策ソフトの代理店販売も好調で、35.3%の大幅増収を達成した。今期からシステム原価(開発人件費とサーバー費の一部)を資産計上した影響も利益拡大の要因となった。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比4.8倍の2億9800万円(予想レンジ中値)に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しを示した。

 BASE <4477> [東証M]  ★今期経常を一転黒字に上方修正
 ◆20年12月期上期(1-6月)の連結経常損益は6.1億円の黒字(前年同期は1.3億円の赤字)に浮上して着地。新型コロナウイルス感染拡大で消費者のEC移行、実店舗のオンラインシフトが加速し、新規開設ショップが急増するとともに、ショップの流通総額が大幅に増加したことが寄与。
  併せて、通期の同損益を従来予想の1.6億円の赤字(予想レンジ中値)→2.5億円の黒字(同)に上方修正した。

 トレンダ <6069> [東証M]  ★4-6月期(1Q)経常は11倍増益で着地
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比11倍の9500万円に急拡大して着地。利益率の高いインフルエンサーマーケティング、美容動画メディアを運営するMimiTVの継続が成長したことが寄与。前期計上した営業投資有価証券の売却がなかったインベストメント事業のマイナスを吸収し、大幅増益を達成した。
  併せて、発行済み株数の3.49%に相当する25万株または1億円を上限とする自社株買いを実施すると発表。

 ライドオンE <6082>   ★4-6月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の6.7億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染拡大によるフードデリバリー需要の拡大を追い風に、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」の売り上げが大きく伸びたことが寄与。
  第1四半期だけで、通期計画の16.1億円に対する進捗率は41.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 SEMTEC <6626> [JQ]  ★非開示だった今期経常は27%増益
 ◆21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の5.6億円に急拡大して着地。中国・台湾で体温計向けセンサーの特需が発生したほか、米国では医療関連向けセンサーの販売が好調だった。
  併せて、非開示だった通期の同利益が前期比26.9%増の14.3億円に伸びる見通しを示した。業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は20円(前期は20円)実施する方針とした。

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