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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ
■NTTドコモ、1Q営業利益0.7%増 2805億円、通期計画は観測上回る
■前場の注目材料:7&iHD、2兆円買収、米コンビニ3位飲み込む


■買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところ

4日の日本株市場は、米株高の流れを受けて堅調な展開が見込まれそうだ。3日の米国市場ではNYダウが236ドル高となり、ナスダックは157ポイント高で高値を更新してきた。政府の2兆ドル規模の追加財政策がいずれ成立するとの期待のほか、7月ISM製造業景況指数が予想以上の改善を示したほか、ハイテク株が引き続き牽引し、上げ幅を拡大する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の22385円。円相場は1ドル106円台と円安に振れて推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行の展開になりそうだ。昨日の日経平均は200日線を回復し5日線に接近。本日は5日線を突破し25日線を意識してくることになり、22000円割れの水準では買いといったセンチメントに向かわせることになろう。もっとも、25日線レベルでは強弱感が対立しやすい面もあり、買い一巡後は強弱感が対立しやすく、底堅さを見極めたいところではある。

また、マザーズ指数は昨日3.8%の上昇となり、これまで上値を抑えられている25日線レベルを再び捉えてきている。7月のもち合いレンジの上限レベルでもあり、これをクリアし1000ポイントを回復してくるようだと、個人のセンチメントも改善してくることになりそうだ。決算発表が本格化する中で積極的な売買は手控えられることになりそうだが、良好な決算銘柄においては短期筋の値幅取り狙いに商いが活発化しやすいと考えられる。

一方で、米ハイテク株は上昇する銘柄が目立ってはいるが、朝方に上昇した後はこう着が続いていた。日本においてもアドバンテスト<6857>の明確な底入れを確認したいところであるほか、足元で東エレク<8035>もこう着が続いている。ソフトバンクG<9984>が自社株買いという需給要因で強含みの展開が継続しているが、値がさハイテク株の鈍さが意識されているようだと、足元のレンジ相場からの突破は厳しいところでもあるだろう。

本日も上昇が見込まれる中で日銀のETF買い入れは期待しづらいところ。一方で25日線レベルに接近する局面においては、先物主導によるショートカバーを誘う流れが意識されてくる。また、レバETFの調整買いなども意識されやすいとみられる。


■NTTドコモ、1Q営業利益0.7%増 2805億円、通期計画は観測上回る

NTTドコモ<9437>が発表した第1四半期決算は、売上高は前年同期比5.3%減の1兆981億円、営業利益が同0.7%増の2805.36億円だった。コンセンサス(2450億円程度)を下回った。未定としていた2021年3月期の営業利益は前期比3%増の8800億円を見込む。観測報道では87001億円と伝えられており、これを上回る計画となる。


■前場の注目材料
・日経平均は上昇(22195.38、+485.38)
・NYダウは上昇(26664.40、+236.08)
・ナスダック総合指数は上昇(10902.80、+157.52)
・シカゴ日経225先物は上昇(22385、大阪比+295)
・1ドル105円90-00銭
・SOX指数は上昇(2177.27、+40.86)
・VIX指数は低下(24.28、-0.18)
・米原油先物は上昇(41.01、+0.74)
・日銀のETF購入
・米景気刺激策への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展


・7&iHD<3382>2兆円買収、米コンビニ3位飲み込む
・島津製作所<7701>堀場製作所と提携、計測機器を共同開発
・王子HD<3861>木質由来の医薬品を事業化、子会社設立
・ZHD<4689>LINEと経営統合半年遅れ
・日産自<7201>eパワー、静かさ追求、「キックス」受注好調
・クボタ<6326>災害復旧用排水ポンプ車の今期受注6倍、豪雨頻発で自治体が備え
・THK<6481>検温ロボ受注開始、AI顔認証機能搭載
・コニカミノルタ<4902>抗菌事業を強化、オフィス丸ごとコーティング
・武田薬<4502>「ペボネジスタット」、FDAが骨髄異形成症候群の画期的治療薬に
指定
・エーザイ<4523>「レンビマ」、胸腺がんを適応症として追加申請
・大日本住友製薬<4506>イメグリミンの国内承認を申請


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:30 7月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.1%、6月:+
0.2%)
・08:50 7月マネタリーベース(6月:前年比+6.0%)

<海外>
・10:30 豪・6月貿易収支(予想:+88.00億豪ドル、5月:+80.25億豪ドル)
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+2.4%、5月:+16.9%)

《ST》

 提供:フィスコ

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