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【材料】保土谷がカイ気配、PCR診断キット用材料の需要急増で上期経常2.7倍増益へ

保土谷 <日足> 「株探」多機能チャートより
 保土谷化学工業<4112>がストップ高カイ気配。7月31日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高103億5300万円(前年同期比21.8%増)、経常利益23億9600万円(同4.9倍)に急拡大しており、これを好感する買いが入っている。

 新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、子会社で開発したPCR診断キット用材料が複数の診断キットメーカーに採用されるなど需要が急増したことが寄与。スマートフォン向けディスプレー分野で液晶から有機ELへの切り替えが進み、有機EL材料の販売が伸びたことなども収益拡大に貢献した。併せて、非開示だった上期(4~9月)の業績予想は、売上高183億円(前年同期比4.3%増)、経常利益21億円(2.7倍)の見通しとした。第2四半期はPCR診断キット用材料の大幅な需要減少を想定している。

出所:MINKABU PRESS

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