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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、追加利下げの思惑後退が引き続き下支え

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■強含み、EU復興基金合意で買い優勢

今週の豪ドル・円は強含み。欧州連合(EU)が復興基金の創設で合意にこぎつけ、ユーロ高・ドル安の進行で資源価格に先高感が浮上したことから、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが活発となり、一時76円台後半まで買われた。ただ、週後半は米中関係の悪化を警戒した豪ドル売りも観測されており、対円レートの上げ幅は縮小した。取引レンジ:74円82銭-76円87銭。

■もみ合いか、追加利下げの思惑後退が引き続き下支え

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)による金利引き下げ余地への思惑後退が豪ドルの下支えとなる。一方、豪州内での感染推移や米中対立が引き続き不透明要因に。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、対円レートは主に75円台で推移か。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・29日:4-6月期消費者物価指数(1-3月期:前年比+2.2%)

予想レンジ:74円50銭-76円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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