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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):SBG、ソニー、安川電

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソフトバンクグループ <9984>  6,532円  +265 円 (+4.2%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が反発、ここ急速に上値追い態勢にあったが、前週末10日はさすがに利益確定売り圧力が強まり終盤に値を消した。しかし、きょうは朝方から大口の買い注文が入りギャップアップしてのスタートとなった。売買代金は東証1部上場銘柄のなかで相変わらず群を抜いており、市場の注目度の高さを物語る。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴う投資先企業の価値減少が収益にダメージを与えたが、保有株の売却などによる財務体質の改善や積極的な自社株買いが株価を押し上げた。6月17日から6月末にかけ5月に決議した取得枠設定に基づき総額1000億円を超える自社株買いを実施したことを発表している。6月にも5月同様に5000億円の新規設定枠を設けており、改めて同社の株価対策への本腰を入れた取り組みが意識されるなか、空売り買い戻しを誘発する形となった。

■ソニー <6758>  8,100円  +320 円 (+4.1%)  本日終値
 ソニー<6758>が3連騰、ここ機関投資家とみられる大口の買いが継続しており、コロナショック前の高値奪回を視界に入れる局面となっている。きょうは売買代金も東証1部上場企業の中で2位と高水準にこなした。新型コロナウイルスの影響で外出自粛の動きが再び高まる可能性があり、レジャー分野では巣ごもり消費のゲーム関連株に注目が集まりやすく、その代表株としての位置付けで買いを誘いやすい。また、半導体市況の回復を背景に、画像処理半導体大手として高い商品競争力を持つ同社株の見直しも進んでいる。

■アレンザHD <3546>  1,134円  +43 円 (+3.9%)  本日終値
 アレンザホールディングス<3546>が大幅続伸し年初来高値を更新。前週末10日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高400億6000万円(前年同期比26.3%増)、営業利益27億4000万円(同2.7倍)、純利益17億5600万円(同2.8倍)となり、営業利益は大幅増益で上期計画の24億円を上回って着地したことが好感された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、ダイユーエイト、タイム、ホームセンターバローの各ホームセンターで生活衛生用品などの販売数が増え、既存店売上高が好調に推移した。また、ペットショップ事業も既存店売り上げが伸長し業績向上に貢献した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高1475億8000万円(前期比7.2%増)、営業利益36億円(同7.5%増)、純利益23億円(同21.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■三菱UFJ <8306>  422.1円  +12.1 円 (+3.0%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>はじめメガバンクが揃って上値指向を強め全体相場を支えたほか、第一生命ホールディングス<8750>やT&Dホールディングス<8795>など生保株も買いを集めた。米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、全体指数は引き続き強い動きを示したが、前週末はJPモルガンやゴールドマン・サックスなど金融株が大幅高に買われ全体相場を盛り上げた。米長期金利は10年債、30年債利回りともに足もと上昇傾向にあるほか、今週は上記2銘柄をはじめ大手銀行の決算発表が始まることで、金融セクターに対するマーケットの注目度は高い。東京市場でも、米長期金利の上昇や米金融株高を受け、目先強弱感対立のなかも買い戻す動きが優勢となった。

■USENHD <9418>  1,400円  +38 円 (+2.8%)  本日終値
 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>が大幅高で3日続伸。前週末10日の取引終了後、20年8月期の連結業績予想について、営業利益を90億円から104億円(前期比26.2%増)へ、純利益を33億円から40億円(同34.1%減)へ上方修正したことが好感された。コンテンツ配信事業がユーザー数拡大により伸長する一方、電力消費量の減少などでエネルギー事業が当初予想を下回る見通しで、売上高は1970億円から1920億円(同9.2%増)へ下方修正した。ただ、第1四半期以降の消費税率改定に伴うPOSレジ販売や、決済端末IC化による自動精算機の販売などによる利益寄与や、グループ全社で原価、販管費の圧縮と生産性改善に取り組んだことが寄与した。同時に発表した第3四半期累計(19年9月~20年5月)決算は、売上高1434億2900万円(前年同期比11.7%増)、営業利益84億1800万円(同35.8%増)、純利益31億9000万円(同29.0%増)だった。

■ダイト <4577>  3,240円  -560 円 (-14.7%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 10日に決算を発表。「今期経常は8%減益へ」が嫌気された。
 ダイト <4577> が7月10日大引け後(15:00)に決算を発表。20年5月期の連結経常利益は前の期比17.7%増の54.6億円に伸びたが、21年5月期は前期比8.5%減の50億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒ダイトの詳しい業績推移表を見る

■オープンハウス <3288>  3,425円  -220 円 (-6.0%)  本日終値
 オープンハウス<3288>は急落。株価は一時、前週末に比べ9%超安に売られた。同社は10日取引終了後に国内と海外で公募増資と自己株処分を実施すると発表。この日は1株当たり利益の希薄化と株式需給関係の悪化を警戒する売りが膨らんでいる。最大で約501億8200万円を調達し、増加運転資金の一部と短期借入金の返済に充てる。発行・処分価格は20日から27日のいずれかの日に決定する。

■アース製薬 <4985>  6,910円  -330 円 (-4.6%)  本日終値
 アース製薬<4985>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が10日付で、投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウエート」とし、目標株価を7000円から6100円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、会社側が6月29日に発表した20年12月期上期計画の上方修正を織り込み、20年12月期業績予想を営業利益で58億円から108億円へ引き上げた。ただ、下期業績でサプライズは起きづらく、当面の好材料は出尽くしと指摘。来期の業績反動、ファイナンスによる株価への重石などを考慮し、投資判断を引き下げたとしている。

■安川電機 <6506>  4,095円  -15 円 (-0.4%)  本日終値
 安川電機<6506>が売り買い交錯。前週末10日に発表した同社の20年3~5月期の決算発表はグローバル景気敏感株の象徴銘柄としてマーケットの注目を集めたが、営業利益は前年同期比22%減の62億2700万円だった。2割強の減益となったものの、業績悪は織り込み済みで事前の市場コンセンサスを大幅に上回った。次世代通信規格5G関連向けに主力のモーターが好調なほか、改善傾向を強める半導体市況も収益環境に追い風となった。受注額も落ち込みはわずかで中国向けの回復などが顕著となっている。収益底入れ期待を背景に株価は強い動きをみせたが、終値はわずかにマイナスで引けた。

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