【材料】<動意株・9日>(前引け)=enish、シノプス、ベル24HD
enish <日足> 「株探」多機能チャートより
シノプス<4428>=大幅高で続伸。きょう朝方、同社が開発した需要予測型自動発注システムをキリン堂ホールディングス<3194>子会社のキリン堂が全店舗で導入することを決定したと発表しており、これが材料視されている。今回、キリン堂が導入を決定したシステムは「sinops-DgS(シノプス-ドラッグストア)」というもので、これは2019年からキリン堂の一部店舗で試験的プロジェクトを行うなど、シノプスとともに製品化に取り組んできたもの。今年11月までに、全店舗で同システムへの切り替えが完了する見通し。
ベルシステム24ホールディングス<6183>=急反発。8日の取引終了後、第1四半期(3~5月)連結決算を発表しており、売上高326億7800万円(前年同期比6.0%増)、営業利益30億5100万円(同4.5%増)、純利益19億2100万円(同5.7%増)と営業増益となったことが好感されている。新型コロナウイルスの感染拡大による影響はあったものの、CRM事業で前期に業務を開始した既存継続案件の売り上げが拡大したほか、伊藤忠商事<8001>、凸版印刷<7911>との協業強化によるシナジー案件も堅調に推移した。また、スポット業務の増加や、前期の医薬事業再編の反動なども利益増に貢献した。なお、従来未定としていた21年2月期通期業績予想は、売上高1320億円(前期比4.2%増)、営業利益115億円(同3.6%増)、純利益72億円(同2.8%増)を見込むとした。
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出所:MINKABU PRESS