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【通貨】豪ドル週間見通し:伸び悩みか、早期景気回復への期待後退で買いづらい


■弱含み、5月失業率の上昇などが嫌気される

先週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)6月理事会議事要旨での「景気下押しは当初予想より小規模となる可能性」との指摘で豪ドル買いが先行した。しかし、モリソン豪首相が「今年と来年は過去最大の財政赤字になる」と発表したことや、5月失業率は予想以上に上昇したことから、豪ドル売りが優勢となった。取引レンジ:72円65銭-75円09銭。

■伸び悩みか、早期景気回復への期待後退で買いづらい

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。5月失業率は予想以上に上昇し、雇用者数の減少も依然大きく、早期景気回復への期待後退により、リスク選好的な豪ドル買い・円売りがただちに広がる状況ではないとみられる。豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁の討論会参加では景気認識などが注目される。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・22日:ロウ豪準備銀行が討論会参加(世界経済と新型ウイルス)

予想レンジ:71円50銭-74円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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