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【市況】株価指数先物【引け後コメント】感染第2波への警戒から上値を買い上がる流れにはなりづらい


大証9月限
日経225 22200 -330 (-1.46%)
TOPIX  1572.0 -19.0 (-1.19%)

 日経225先物は、前日比330円安(-1.46%)の2万2200円で取引を終了。新型コロナ感染第2波への警戒が重荷となった米国市場の流れを受け、日経225先物の寄り付きは2万2320円とシカゴ先物清算値(2万2460円)を下回って始まった。その後はグローベックスのダウ先物が一時400ドル近く下げたほか、アジア市場の弱い値動きも嫌気され、前場半ばには一時2万2050円まで下げ幅を広げた。

 ランチタイムでは2万2250円辺りでのこう着で推移し、現物の開始直後には日銀のETF買い入れへの思惑から2万2370円まで下げ幅を縮める場面もみられた。しかし、東証1部の売買代金が辛うじて2兆円を上回る程度の薄商いの中では、積極的な商いは限られていた。また、指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> が終日弱含みに推移していたことも相場の反転を難しくしていた。

 週初のボラティリティの大きい状況から、ここにきてこう着感の強い相場展開が続いている。リスクオフ状態ではないためショートポジションを積み上げる動きはみられていないが、新型コロナ感染第2波への警戒から上値を買い上がる流れにはなりづらいところ。投資主体別売買動向では海外勢が3週ぶりに売り越しに転じた。SQ週でロールオーバーが中心ではあるが、心理的な重荷になりそうではある。

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