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【材料】<動意株・5日>(前引け)=スパークス、ファーマF、アルチザ

スパークス <日足> 「株探」多機能チャートより
 スパークス・グループ<8739>=商い膨らませ急動意。独立系資産運用会社で中小型株投資に定評があり、香港などアジアでも子会社を通じ積極展開する。5月27日に、同社が手掛ける「未来創生2号ファンド」が建築土木クラウド運営会社フォトラクション(東京都中央区)への投資を実行したと発表しており、これがマーケットでも注目されている。そのなか、フォトラクションが、建設業に特化した人工知能(AI)を活用し企業の業務を請け負うBPO事業を開始したと一部で報じられており、スパークスの株価を改めて刺激する格好となっている。

 ファーマフーズ<2929>=急反騰。4日取引終了後に20年7月期第3四半期の連結決算を発表。直近3カ月にあたる2~4月期(第3四半期)の売上高46億6000万円(前年同期比73.9%増)、経常利益13億5300万円(同7.5倍)といずれも四半期ベースで過去最高を達成しており、これを好感する買いが向かった。機能性素材事業の収益拡大が業績をけん引した。主力の「ファーマギャバ」が国内最大手飲料メーカーの主軸ブランド商品に採用されたうえ、海外でも好調を維持したほか、「ボーンペップ」は中国の食品・乳業メーカー向けの需要が旺盛だった。また、OEM事業では自社の機能性食品素材を配合したヘルスケア企業向け栄養バーや、通信販売企業向け飲料への製品供給が増加した。なお、第3四半期累計(19年8月~20年4月)の売上高は111億1200万円(前年同期比41.2%増)、経常損益は2億2500円の赤字となった。

 アルチザネットワークス<6778>=カイ気配。4日の取引終了後、20年7月期の連結業績予想について、売上高を30億円から32億4000万円(前期比23.2%増)へ、営業利益を2億5000万円から3億7000万円(同5.0倍)へ、最終利益を1億5000万円から2億6500万円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感されている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、主力のモバイルネットワークソリューションで海外販売が計画を下回っているものの、国内では5G向け製品の販売が予想を大きく上回って推移していることが売上高・利益を押し上げる。また、業績予想の修正に伴い、期末一括配当予想を3円から6円に引き上げた。同時に、NEC<6701>とNTTドコモ<9437>に5G向けテストソリューションを納入したと発表。また、富士通<6702>からは5G向けテストソリューションを使用した基地局の評価業務を受注したとあわせて発表しており、これも好材料視されている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年06月05日 11時38分

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