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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):洋缶HD、日立、野村HD

洋缶HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■洋缶HD <5901>  1,225円  +79 円 (+6.9%)  本日終値
 東洋製罐グループホールディングス<5901>が大幅反発。前週末29日の取引終了後、アルミ飲料用缶を増産すると発表しており、これが好感された。アルコール飲料向けのアルミ缶の需要が拡大していることを受けて、傘下の東洋製罐の石岡工場(茨城県石岡市)のアルミ缶製造設備を約120億円をかけて増設するという。新設備は21年4月以降順次稼働する予定。なお、21年3月期業績への影響はないとしている。同時に発表した20年3月期連結決算は、売上高7908億1400万円(前の期比0.3%減)、営業利益272億7100万円(同7.2%増)、最終損益5億2000万円の赤字(前の期202億6200万円の黒字)となった。包装容器関連機械設備やパウチなどのプラスチック製品の販売が増加したが、機能材料などの販売が減少した。ただ、原材料はエネルギー価格が下落したことから、営業利益は増益を確保した。なお、21年3月期業績予想は、売上高7800億円(前期比1.4%減)、営業利益220億円(同19.3%減)、最終利益180億円の黒字を見込んでいる。

■USENHD <9418>  1,372円  +54 円 (+4.1%)  本日終値
 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>が大幅続伸。この日、傘下のUSENが、フードデリバリーサービスUber Eats(東京都渋谷区)とレストランにおける業務効率化支援で業務提携したと発表しており、これが好感された。今回の提携では、USENが提供するPOSレジサービス「UレジFOOD」とUber Eatsのシステム連携や、双方が運営する業務支援サービスの営業連携を行うという。これに伴い、USENが顧客に提供しているPOSレジアプリとUber Eats端末を連動させるほか、顧客の相互紹介を行い、店舗の負担軽減や両社の加盟店の拡大につなげるとしている。

■日立製作所 <6501>  3,579円  +124 円 (+3.6%)  本日終値
 日立製作所<6501>が反発、寄り付きはカイ気配で始まる展開となり、5月28日につけた戻り高値3620円に迫る場面があった。その後は上値が重くなり伸び悩んでいるが、目先筋の売り物をこなし頑強な値運びを続けた。同社が5月29日に発表した21年3月期の業績予想は最終利益段階で前期比3.8倍の3350億円を見込んでおり、これをポジティブ視する買いが優勢となった。前20年3月期の最終利益は前の期比61%減益の875億9600万円だった。これについては新型コロナウイルスの感染拡大による自動車向けシステムの受注減少などが影響したが、株価的には織り込みが進んでいた。

■アルテリア <4423>  2,038円  +55 円 (+2.8%)  本日終値
 アルテリア・ネットワークス<4423>が高い。同社は前週末29日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。上限を5万株(発行済み株数の0.10%)、または1億5000万円としており、取得期間は6月1日から6月19日まで。同社では同日、役員に対する譲渡制限付株式付与制度の導入を発表しており、これに備えて、対象者へ付与する予定の株式を市場より調達することが目的としている。

■野村ホールディングス <8604>  475.2円  +12.3 円 (+2.7%)  本日終値
 野村ホールディングス<8604>が反発したのをはじめ証券株が総じて強い動き。前場の業種別騰落率で「証券」は東証1部33業種中で値上がり率トップに買われた。日経平均は引き続き買い戻しが主導する形で上昇基調を継続、184円高に買われ、フシ目の2万2000円台を回復した。売買代金も前週末は4兆6000億円台と大きく膨らんでおり、証券会社は投信運用成績の向上や取引手数料の拡大など収益面での追い風が意識されており、足もとの株価にも反映されている。

■住友林業 <1911>  1,281円  -90 円 (-6.6%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 住友林業 <1911> が急反落。同社は29日大引け後に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比14.4%増の588億円に伸び、決算期変更する20年12月期(9ヵ月の変則決算)は150億円の見通しとなった。同時に、今期配当は30円にする方針とした。直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比35.6%減の157億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.1%→4.4%に悪化した。

■アコム <8572>  435円  -4 円 (-0.9%)  本日終値
 SMBC日興証券は先月28日、JPX日経400の定期見直しの入れ替え予想を発表した。具体的には34銘柄の採用と30銘柄の削除を予想した。現在の構成銘柄は398銘柄であり、そのうち2銘柄が上場廃止の予定ため、採用と除外銘柄数に差が出ている。銘柄入れ替えは8月7日引け後に発表され、同月28日引けで入れ替えが行われる予定だが、新型コロナウイルスの影響で定期見直しを11月末に延期するコンサルテーション(協議)が実施されている。最終的な決定は今月29日に発表される見込みだが、延期となった場合、入れ替えの発表は11月9日、入れ替えの実施は同月30日となる。現時点で新規採用が見込まれる銘柄は、アコム<8572>やシャープ<6753>、JR九州<9142>、ホシザキ<6465>、ショーワ<7274>、スシローグローバルホールディングス<3563>など。削除候補銘柄はディー・エヌ・エー<2432>、三井海洋開発<6269>、コロプラ<3668>、ペプチドリーム<4587>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>、日立金属<5486>など。

■オリエンタルランド <4661>  15,530円  -85 円 (-0.5%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>は続落。この日、東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーの両パークの臨時休園を継続すると発表しており、これが嫌気された。政府の緊急事態宣言全面解除を受けて、同社においてもパークの営業再開が期待されていたが、再開については、政府・自治体からの休業要請の段階的な緩和や、パーク運営の準備など社内外の状況が整った段階で判断するとしており、再開日が決定次第、明らかにするとしている。

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