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【市況】東京株式(前引け)=小反落、米株高も目先利食い圧力顕在化で上値重い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 27日前引けの日経平均株価は前営業日比4円94銭安の2万1266円23銭と小反落。前場の東証1部の売買高概算は8億1645万株、売買代金概算は1兆3351億7000万円。値上がり銘柄数は1059、対して値下がり銘柄数は1014、変わらずは92銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウが急伸したもののナスダック総合指数が伸び悩み、東京市場では前日に日経平均が大幅高していたこともあって、ハイテク株など中心に目先利食い圧力が顕在化した。朝安後にプラス圏に浮上したものの一段の上値を買い進む動きもみられず、前日終値を挟んで方向感の定まらない動きに終始した。結局前引けは小幅ながらマイナス圏で着地。銀行株などが高くTOPIXはプラスだった。値上がり銘柄数、値下がり銘柄数ともに1000を超えるなど拮抗した。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが高く、タカラバイオ<4974>は大幅高となった。ジェイリース<7187>、enish<3667>がストップ高となり、デザインワン・ジャパン<6048>も商いを膨らませ大幅高に買われた。半面、ファーストリテイリング<9983>が軟調、東京エレクトロン<8035>も売られた。武田薬品工業<4502>が売りに押され、神戸物産<3038>も値を下げた。SHIFT<3697>が急落、日本ペイントホールディングス<4612>なども大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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