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【市況】17日の株式相場見通し=反発か、ナスダック指数堅調で円安も追い風

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は、強弱感対立のなかも買い優勢の展開となり日経平均は反発に転じそうだ。前日の米国株市場では予想を上回る経済指標の悪化からNYダウが300ドル以上売り込まれる場面があったものの、その後戻り足をみせ小幅ながらプラス圏で引けた。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の上昇が目立った。大型経済対策への期待と新型コロナウイルス感染拡大がピークを通過したとの思惑が下値への懸念を和らげている。外国為替市場では1ドル=108円台近辺と足もと円安方向に振れており、これも東京市場では主力輸出株中心にプラスに働く。きょう前場取引時間中に発表される中国の1~3月GDPなど経済指標が注目され、全体相場にも影響を与えそうだ。

 16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比33ドル33セント高の2万3537ドル68セントと小幅反発。ナスダック総合株価指数は、同139.187ポイント高の8532.363だった。

 日程面では、2月の鉱工業生産指数(確報値)、2月の第3次産業活動指数など。海外では中1~3月の中国GDP、1~3月の中国固定資産投資、1~3月の中国不動産開発投資、3月の中国工業生産、3月の中国小売売上高、3月の米CB景気先行総合指数など。また、IMFと世界銀行の春季会合(~19日)。

出所:MINKABU PRESS

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