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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】非常事態宣言後の市場の反動を見極めたいところ


・大阪6月限ナイトセッション
・日経225 17700 +20 (+0.11%)
・TOPIX 1316.0 +0.5 (+0.03%)
・CME先物 17675 -5(清算値)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 3日の米国市場ではNYダウが反落。米労働省が発表した3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が70万1000人減と予想以上の悪化となったことが嫌気されている。これまでにも、新規失業保険申請件数が過去最多となるなど、悪化は予想されていたものの、これを上回る状況となるなか、景気悪化が長期化するといった見方が強まりやすい。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京都で1日あたりの新規感染者数が最多を更新しており、緊急事態宣言が発出される可能性があるため、積極的な売買は手控えられやすいところ。ただし、緊急事態宣言についてはいずれ発動されるとの見方から商いは細っていたこともあり、パニック的な流れにはなりづらいだろう。

 VIX指数先物でのショートポジションもほぼ整理されており、アンワインドによる機械的な売りへの警戒も無くなってきている。日経225先物での1万8000円突破は材料が必要であろうが、下値の堅さは次第に意識されてくるだろう。また、非常事態宣言後の市場の反応を見極めたいところ。その他、一部メディアによると、ニューヨーク州では新型コロナによる1日当たりの死者数が初めて減少したと報じられており、押し目買い要因になりそうだ。

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