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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):デンカ、東芝、国際石開帝石

デンカ <日足> 「株探」多機能チャートより
■デンカ <4061>  2,581円  +500 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 デンカ<4061>はストップ高。東証1部企業のなかで値上がり率トップとなっている。2日の取引終了後、政府の要請を受けて、抗インフル薬「アビガン」の原料となるマロン酸ジエチルの供給を決定したと発表しており、これが材料視されたようだ。今年5月から、青海工場(新潟県糸魚川市)で生産を開始する予定としている。今回の決定は、「アビガン」の国内薬事承認を進める政府から、国内での一貫した供給体制を構築するため国産の原料を使用したいとの要請を受けたもので、同原料の生産においては、一部製品の減産など一時的な影響が見込まれるとしているが、開示すべき事項が発生した場合には速やかに公表するとしている。

■東芝 <6502>  2,449円  +75 円 (+3.2%)  本日終値
 東芝<6502>が大幅続伸。株価は一時、前日に比べ7%高に買われた。同社は3日にも東証2部から1部へ復帰する申請を行う方針を固めた、と複数のメディアが伝えた。米原子力事業で巨額の損失を出し債務超過に陥ったことから、17年に東証2部に降格している。1部への復帰への審査は1年以内とみられているが、1部復帰となれば信用力が回復するほか、TOPIX連動型資金の買いも流入し株価の上昇も期待できる。

■カネカ <4118>  2,485円  +69 円 (+2.9%)  本日終値
 カネカ<4118>が5日ぶりに反発。同社は2日、グループのKaneka Eurogentec(ベルギー)がベルギー政府の要請により新型コロナウイルス検査に使用されるPCR検査試薬の生産を強化し、初回分として約20万回相当の試薬をベルギー国内及び近隣国の病院、検査機関、研究機関などへの供給を始めたと発表。これが材料視されているようだ。ベルギーNamur大学が特殊な装置専用試薬を使用しない簡便な検出法の開発に成功し、この検査にKaneka EurogentecのPCR検査試薬が採用されていることで、今回のベルギー当局からの供給要請につながった。更にKaneka Eurogentecは、高品質のmRNAやプラスミドDNAの世界トップクラスの技術を持っており、製薬企業やバイオベンチャーが開発を加速している新型コロナウイルスワクチン向けmRNAやプラスミドDNAのGMP(医薬品などの製造・品質管理の基準)受託製造を強化し、旺盛な引き合いに対応するとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  632.2円  +16.2 円 (+2.6%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>、出光興産<5019>といった石油関連株が軒並み高。国際石開帝石は一時、前日に比べ8%超の上昇となった。2日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が前日比5.01ドル高の1バレル=25.32ドルと急反発した。サウジアラビアとロシアが近く減産で合意するとの期待が強まった。トランプ米大統領がインタビューなどで両国の減産見通しを語った。原油市場の需給改善期待を受け、海外ではエクソン・モービルやシェブロンなどの大手石油株が上昇している。

■スカパーJ <9412>  364円  +6 円 (+1.7%)  本日終値
 スカパーJSATホールディングス<9412>が5日ぶりに反発。2日午後2時ごろに発表した3月末現在の加入件数が前月比1万2646件増となったことがきょう付けの日本経済新聞で取り上げられ、これが好材料視された。記事によると、「スカパーは『巣ごもり』需要でアニメなどの視聴者が伸び、加入件数が増えた」という。また、アニメや映画など38チャンネルを期間限定で無料放送し、契約者以外も見られるようにしたことも寄与したという。

■神戸物産 <3038>  4,195円  +10 円 (+0.2%)  本日終値
 神戸物産<3038>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2日付で、投資判断「バイ」を継続し、目標株価を4000円から4900円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、独自の低価格PB商品とローコスト店舗フォーマットを強みとする同社を、食品スーパー業界のカテゴリーキラーとして評価。主力の業務スーパー事業は、外出手控えや買いだめによるプラス影響を見込み従来の強気予想を踏襲。中国子会社が製造するPB 商品の入荷遅延が懸念されるものの、中国子会社は製造再開の準備に入っているうえ、1~3カ月程度の国内在庫を抱えているため業績への影響は限定的にとどまると見込んでいる。

■インソース <6200>  1,604円  -419 円 (-20.7%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 インソース<6200>が大幅に3日続落。株価は一時、前日に比べ24%超安に売られた。同社は2日取引終了後、第2四半期(19年10月~20年3月)累計の業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は30億7000万円から29億1000万円(前年同期比13.9%増)に見直したほか、営業利益は6億2000万円から6億500万円(同6.7%増)、純利益は4億円から3億9000万円(同4.8%増)に修正した。新型コロナウイルスの感染拡大による研修の延期や中止が響いた。20年9月通期の業績は、新型コロナの影響による今後の状況は不明確として従来予想を据え置いた。4月の新入社員研修は対面型に延期・中止が発生する一方、オンライン型の申し込みは増加しているという。

■ラウンドワン <4680>  544円  -72 円 (-11.7%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 ラウンドワン<4680>が後場一段安。午後0時30分ごろ、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全103店舗を4月4日から10日まで臨時休業すると発表しており、業績への影響を懸念した売りが出ているようだ。なお、業績への影響は、開示すべき事項が生じた場合は改めて開示を行うとしている。

■キユーピー <2809>  1,910円  -199 円 (-9.4%)  本日終値
 キユーピー<2809>が急反落。2日大引け後、20年11月期の連結経常利益を従来予想の325億円から305億円(前期は332億円)へ下方修正すると発表しており、これを嫌気する売りが向かった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、外出を控える傾向が顕著になることから、国内業務用向けの販売が大幅に減少する見込み。中国では既に業務用向け商品の出荷に影響が生じているという。なお、同時に発表した第1四半期(19年12月~20年2月)の経常利益は前年同期比17.5%減の52億8600万円だった。

■SANKYO <6417>  2,787円  -268 円 (-8.8%)  本日終値
 SANKYO<6417>が大幅に5日続落。同社は2日取引終了後に、20年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益は前の期比43.2%減の121億円(従来予想は160億円)になったようだと発表した。売上高は同11.9%減の780億円(従来予想は990億円)に下方修正。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部のパチンコ店が新台入れ替えの時期を遅らせるなどの動きがあるほか、近年続いている販売の多品種小ロット化傾向もあり、パチンコ機やパチスロ機の販売台数が当初計画を下回る見通しになったとしている。一方、子会社の事業の一部を譲渡したことに伴う特別利益の計上で、純利益予想は同2.9%減の130億円(従来予想は110億円)に引き上げた。

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