市場ニュース

戻る
 

【市況】株価指数先物【寄り前コメント】ETF買い入れ期待も戻り局面では短期のショートが出やすい


・大証6月限ナイトセッション
・日経225 18700 -10 (-0.05%)
・TOPIX  1389.0 -1.0(-0.07%)
・CME先物 18645 -65(清算値)
 (注:ナイトセッション、CMEは大証の日中終値比)

 31日の米国市場ではNYダウが410ドル安だった。3月のシカゴ購買部協会景気指数は47.8と前月(49.0)から低下したが、市場コンセンサス(40.0)ほど悪化しなかったことや、米国政府が新型ウイルスに対する第4弾の支援策を検討しているとの報道が材料視される局面もみられたが、期末のポジション調整の影響もあってか、引けにかけて弱含みとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪終値比65円安の1万8645円だった。ただ、大阪清算値は1万8920円であり、実質は275円安となる。

 朝方についてはシカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行することになろうが、新型コロナウイルスの東京都の感染者数が拡大している状況の中、下に振れやすいところである。名実ともに新年度相場入りとはなったが、積極的なポジションを積み上げる流れは期待薄であるため、やや下へのバイアスが強まる展開には注意する必要がありそうだ。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い「東京がロックダウン(都市封鎖)宣言を発令する」といったうわさが駆け巡っており、戻り局面では短期のショートが出やすいだろう。

 一方で、東証1部の売買代金が3兆円を辛うじて上回る薄商いのなかであり、日銀のETF買い入れへのインパクトは大きい。そのため、売り一巡後はこう着感の強い相場展開となろうが、後場においては日銀のETF買い入れへの思惑からTOPIX型優位の展開が意識されやすいところである。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均